Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • 中国★美の十字路展@森美術館 No1 (さる編) 2005-09-04 後漢~唐までの時代の中国美術の展示。 会場に入っていきなりこの「猿」(写真右)に遭遇。 チャップマンブラザーズのあのマクドナルドの(写真左)に似てるわー!と思って 帰って調べてみたらあんまり似てはいなかった。 この「猿」実物はかなり愛らしい感じだったんだけど、 やっぱり写真じゃなく実物じゃないと。 写真右 「猿」作者不詳、木、後漢(25-220)、甘粛省武威市出土  ざっくりとした造型の猿。向かって右上にみとめられる顔はなんとも神妙な面持ちである。(図録解説より) 写真左 「CFC76311561」 チャップマン・ブラザーズ (2002制作)  1962年英・ロンドン生まれの兄ディノス、1966年英・チェルテンハム生まれの弟ジェイクによるユニット。兄弟共に1990年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士修得。ギルバート&ジョージのアシスタントを経て、二人一組で活動開始。ゴヤの版画の模型化、奇形の子供のフィギャー、マクドナルドのロゴ入り偽アフリカ彫刻など、ショッキングな作品で賛否両論を受け続ける。
  • PRADA青山ビル 2005-09-03 ここの地下1階であらかわいいと手に取ったスカートが114万円だった時は倒れそうになったものよ… ここのビル、1階のバッグ売り場ばっかり混んでるけど他の階も見たら面白いのに! PRADAは絶対靴とか服の方がかわいいのに! 見るだけならタダなんだから見てけばいいのに!  ビルの中は外見の印象とはうって変わって細かい高低さがあって、白壁が曲線的でなんとなくモロッコとかの建物をほうふつとさせるような造り。 なぜか中にいると安心する。  上のほうの階は売り場の周りにちょっと低くなって囲われててソファがあって見晴らしの良い空間があるんだけどここは絶対上客の応対用スペースよねー  客「今日はこういうのが欲しいんだけど」  店員「はい、ただ今持ってまいります」 みたいな会話がされて、座ってれば服を持ってきてもらえるみたいな買い物のしかたをしてるのねー、きっと。うっとり… PRADA青山 設計 ヘルツォーク&ド・ムーロン
  • デッサンとCG 2005-08-29  CGデザイナー募集によくCG作品+デッサン作品あれば送ってくださいとあるけどあれはなぜでしょう。なんとなく関係あるのは分かるけどデッサンという行為が役に立つ具体的な理由は?今まで考えたことなかったけど考えてみた 1、物の形をシンプルな捉え方で見ることができるようになる。物体はみな直方体、円柱、   円錐、球の組み合わせでできている。   (モデリングが早くできるようになる?) 2、効果的なライティングの仕方が分かる(少ないライトで効果的に!) 3、かっこいい構図の決め方が分かる。一番描くのが簡単な角度が一番その物体が   かっこよく見える角度、立方体を真正面から描いても何だか分からん…   (カット割りとか絵コンテ描くのに役立つ?) 4、集中力がつく (この仕事には必要かも) 5、腕に筋肉がつく、筆圧がやたらアップする(鉛筆がマウスになっても役に立つ?) などなどが浮かびましたが 結局デッサンとは長時間物を見るという行為そのものの事では? 人の目って普段見慣れてるものもあんまり見てないとか言います。 デッサン初心者期はもう描くことがないよーとかって時間が余っちゃったりするけど、続けるうちに同じ物体をいくらでも描き込んじゃうようになります。 それって最初は見てるつもりでも見えてなかった部分が段々目が肥えて見えるようになっていくという事?  じゃあ日常生活でもやたらしつこく物を見たりするようにすれば同じような効果が得られるかも。CGやっててデッサンやるといいかもって思ってる人多いみたいだけど、CGの仕事は忙しいからそんな時間ないし。   こちらデッサン学習に役立ちそうなHP↓ http://dessin.art-map.net/index.htm  でも別に私昔デッサンかなり練習したけど、今は絵コンテもうまくかけないし、CG職人としては凡庸な感じだし、はたしてなんの役に立ってるのか?  あと、デッサンがどうのこうのと関係なく「こだわりの眼」を最初から持って産まれた人もたくさんいますし…   あ、なんかデッサンに否定的な締めになっちゃった…
  • 浮かし額 2005-08-26  作品展示のための額縁が必要なんだけど、額縁って高い!(結構作るのに手間が要るから当然だけど)  今回の作品には「浮かし額」といって作品と手前のアクリル板の間を浮かしてあるもの(通常3~5cm位)が必要なので普通の額縁よりさらに高い。  自分で作れないのかなーと調べてみたら参考になる本を発見! しかし、在庫がなくなかなか手に入りにくい本のようです。 ↓(本の紹介より引用) 詳説・書画の装い 額と屏風をつくる   薮田夏秋著 B5・167頁 本体2,500円 ISBN4-8170-8021-3  書にも画にも利用できる雅で落ち着いた和額と、現代的な浮かし額、そして一度は試みたい小屏風の制作過程を 写真400点と図版で徹底解説する。日本人の知恵と技が詰まった伝統的手法。額にしても屏風にしても、形や大きさ、様式は多様である。本書では初めての人でも取りつきやすい種類に限定して解説した。和額と屏風の骨と縁は、今日では表具師も専門工場で作ったものを購入するのが一般的である。巻末に購入方法を付す。   ●主な目次 ■和額 骨の準備、下張り①骨縛り②骨締め③べた貼り④蓑貼り⑤蓑押さえ⑥すき取り ①袋貼り、表貼り①表貼りについて②表貼りと裏貼り③作品を貼る、枠①枠について②枠の金具③仕上げ ■浮かし額 制作工程、ベース①表紙と裏表紙の準備②貼り込み、浮かし板①板の準備②下貼り、作品の貼り込み①裏打②断裁③貼り込み、内枠①裂の準備②貼り込み、組み立て①浮かし額②留め金と吊り金具 ■小屏風 制作工程、骨、下貼り①骨縛り②骨締め③蓑貼り④蓑押さえ⑤すき取り、蝶番①蝶番②羽の位置決め③羽とくるみ④くるみ貼り、袋貼り①下袋②上袋、表貼り①表紙、作品①裏打1②裏打2③貼り込み、縁①縁なし②縁(女桑)③縁(塗り・漆艶消し)
  • 弥勒=布袋? 2005-08-24 弥勒菩薩といえばあの弥勒菩薩(右) しかし、京都府宇治市の万福寺にある別の弥勒菩薩(左)は布袋の姿をしている。 なぜかというと中国では布袋は弥勒菩薩の生まれ変わりということになっているからだそうだ。  とある中国の僧、太鼓腹で住所不定、言うことはでたらめばかり、いつも大きな袋を持って物乞いをしていたため布袋和尚と呼ばれていた。しかし、和尚の臨終の際の辞世の言葉により実は弥勒菩薩の生まれ変わりであった事が判明。という言い伝えからきているらしい。  ちなみに、布袋の大きな腹の中には苦しみや悲しみがつまっており、すべての苦しみや悲しみを腹の中に納めつつこの世を笑って生きぬくバイタリティあふれる姿を表現しているらしい。ちょっといい話。