Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • グループ展「温故知馨」- 仓储跨年项目 ”Fragrance of Old – Those from warehouse Vol.1 “ 2018-11-24 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura 今年はもう展示は無いだろうと思っていたのですが、急遽上海でのグループ展が決まりました。 こちらの Shun Art Gallery は2004年からあり、私はギャラリーオープン時のパーティに友人に誘われて出席していたので、もう随分前から知っている事になります。 日本帰国後しばらく交流が途絶えていましたが、3月に蘇州にアーティストインレジデンスに行ったのをきっかけに再会しました。 下の作品画像は、展示のフライヤーにも使われている出展作品の1つ “Silent Invader (S_ml5)” です。 熏依社画廊 Shun Art Gallery 期間 : 2018-11-25 (日) – 2019-1-13 (日) 時間 : 12:00 — 20:00 住所 : 〒200031 中國上海徐匯區復興中路1363弄3號108 TEL : +86 (0)21 5496 1918 WEB : http://www.shunartdesign.com 出展作家 : 此木 三红大   内田 江美   安盛圭   工藤 修司   宋 永华   松枝 悠希   志村 英美   大竹 美佳   
  • アーティストへのクラウドファンディングのススメ 2018-11-14 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura今回は今年クラウドファンディングを2回行った(1回は自分だけで、2回目は大勢のアーティスト達と)ので、その時もっとこうすればよかったとか始める前の準備はこうするとおススメといった内容の事を書きます。 もともとクラウドファンディングを自分がやるとは思っていなかったので、最初にやるかどうかは結構迷ったのですが、やってみるとなかなか面白いです。支援してくれた方が個展を見に来てくれたりもするので、人とのつながりも生まれます。 元々私自身の考えとしては、今の世の中解決すべき問題は他に山積みで、お金があるならアートよりも他の事を先に支援するべきだと思っていて、あまり助成金などに頼ってアーティスト活動をするのは好きではありません。あと、私はデザイン専攻だったのでデザイナーとしてのスキルもあり、働いてお金を稼ごうと思えば稼げるため、人からお金を出してもらう事への罪悪感というものもあったと思います。 しかし、よく考えるとクラウドファンディングというのは支援へのリターンとして何らかのものを提供するわけですから単なる資金援助とは違いますし、主に支援者は私の活動内容に興味を持った個人の方々なわけですから、公共のお金を助成金として使用するのとは違って罪悪感も感じなくて済むという事に気づきました。 以下、用意するものとこうしておくと良いと思ったことのメモです。こういうのは本人も時間がたつと忘れたりするので、もし今度またクラウドファンディングを行う場合のための自分自身への備忘録でもあります。 用意するもの プロジェクトのプレゼン用文章や画像等 プロジェクトの内容の説明、なぜ支援が必要なのか等、支援を呼びかける文章。他の人はどんなものを載せているのかを見て参考にすると分かりやすいです。 クラウドファンディングの紹介ページの一番上に載せるムービー  ムービーを載せる欄があるので、何かしら映像を作って載せる必要があります。私は前CG制作の仕事をしていたので急ぎで自分で作ってしまいましたが、通常撮影や人に頼んで制作したりする期間も含めると最低2週間くらいは制作にかかると思います。 リターンのリスト 一番低価格なもので3千円くらいから幅広い支援額の多数のリターンを用意します。写真が無い場合は写真も撮影して用意します。実は送料も結構かかるので、それも見越したうえでリターン額を設定します。 クラウドファンディングのサイトに載せる 自分のアカウントで新しいプロジェクトを投稿して、各項目をひたすら記入し画像もアップロードして公開が出来るように準備をします。 準備が出来たら公開を申請します。クラウドファンディングの運営会社の審査があり、審査を通ったら公開という流れになります。 準備期間について 予想外に時間がかかります、もしクラウドファンディング用に作品やグッズ等新たに用意するのなら、最低1か月は準備にかけた方が良いです。 専用に何かグッズを新しく作ろうと思った場合、何を作ろうか考えるのにも、試作品を作るのにも結構時間がかかります。 手持ちの作品の中から選ぶ場合も、どれをリターンとして出すかを決めて、リストを作成するのにもなかなか時間がかかります。 私は展示のための作品制作と並行して準備を行ったので、とても大変でした。特にグッズは普段からどんなものを作りたいかをもっと考えておけば良かったと思いました。 グッズについて これは作品のタイプによると思うのですが、私の作品はたとえばTシャツやトートバッグ等には不向きで、マグカップとかクリアファイルなら合うだろうという感じで、グッズによって合う合わないがあるので決める時に迷いました。あと、グッズ制作には費用もかかりますので、それを踏まえた上でグッズの選択と、いくらのリターンとして出すのかを決める必要があります。 しかし、私の場合、実際はグッズよりも作品実物をリターンとして選んだ方が多かったです。 グッズで一番人気があったのはバッグだったのですが、これは私の手作りなので、結局私は普段作っているのが細かいハンドメイドの作品なので、やはり手作り的な要素が求められているのでは?という事が分かりました。 リターン作品について 手元にある作品の中からリターンとして提供が可能なものを選ぶわけですが、基本的にクラウドファンディングではギャラリーで販売している価格より割安な価格を設定する事になるため、旧作を出すことをおすすめします。旧作と言ってもあまり古すぎるのものを在庫処分セール的に出すのはダメで、3-4年以内に制作したものが良いと思います。 それ以外に、最新作を目玉商品として提供するのもお勧めです。例えば、個展の費用のためのクラウドファンディングだったら、個展に出すのと同じシリーズの作品を数量限定で、個展で販売するより少しだけ低価格で提供する等です。 小さい作品から大きい作品まで、幅広い大きさのものを用意する事をお勧めします。通常は小さい作品がリターンとして選ばれますが、大きい作品が選ばれる事もあるので、一応大きい作品も出しておいた方が良いです。 たとえば、シリーズ作品の内の1点だけを例として掲載し、これと同じ大きさで同じ感じの新作を制作してお渡しします、というような感じで掲載する事が結構あるのですが、その場合やはり選んでくれる方が少なくなってしまうので、作品は事前に実物を制作し、実物の写真を1点1点載せるのが望ましいです。 宣伝について 多くの方から支援してもらうために、プロジェクトをSNSで頻繁にシェアしたり、メールを出したり、色々宣伝を頑張る必要があります。 あと活動報告を投稿する欄があるので、例えば個展の準備の進み具合とかプロジェクトの進捗状況等を時々投稿する必要もあります。 私はSNSも苦手で宣伝も得意ではないので、これに関しては、普段作品を扱っていただいているギャラリータグボートに完全にサポートしてもらい、Facebookでのシェアや、メルマガでの支援呼びかけ等をしていただきました。 元々クラウドファンディングをしたのも、タグボートのオーナーさんに個展のために大きい作品を制作するのでアーティストインレジデンスに行くと伝えたところ、「それならクラウドファンディングしてみる?」という話になったのがきっかけです。 審査があるので誰でもというわけではないですが、クラウドファンディングのサポートを受けてみたいアーティストの方は是非ギャラリータグボートに問い合わせてみて下さい。 自分はSNSも大得意だしファンもたくさんいるからサポートは無しでも大丈夫そうというアーティストの方も、もし何か資金が必要な事になったら是非クラウドファンディングをやってみて下さい。 一部のクラウドファンディングに理解のない人が否定的な意見を言ってくることもあると思いますが、私のまわりではそういう人は思ったよりも少なかったですし、何か言われても別に気にする必要は無いと思います。1回やって慣れてしまうと意外と簡単ですし、案ずるより産むが易しです。    
  • ベラルド現代近代美術館 Museu Coleção Berardo 2018-10-28 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimuraリスボン滞在中に訪れた「ベラルド現代近代美術館 Museu Coleção Berardo」、私がグループ展設営のために泊まっていた Espaço Espelho d’Água の向かいにありました。 とても充実した近現代美術のコレクションを持つ美術館です。展示の仕方も各ムーブメントごとにセクションに分かれていて分かりやすいので、美術史に詳しくない人でも楽しめると思います。たぶん美術の授業の一環としてだと思いますが、中学生くらいの団体も来ていました。 私は一緒に展示したアーティスト達と一緒に行きましたが、やはり好きな作品というのはそれぞれ人によって違うので、私がある作品をじっと見ていると「やっぱりあなたはその作品が好きだと思った!」と言われたりしながら作品を見るのも楽しいものです。 コレクションにはもちろん私が良く知ってるアーティストも私が知らなかったアーティストも色々混じっていますが、時々普段はあまり見られないような珍しい作品も混じっていて、新鮮な驚きがありました。全部の作品が載っているわけではありませんが、http://en.museuberardo.pt/collection/works でこの美術館のコレクションの画像等を見ることも出来ます。 特にマーク・ロスコの初期の作品はあの四角い作品とは全く別の絵画なのに、既にマーク・ロスコらしい雰囲気を醸し出していて「やっぱりマーク・ロスコはマーク・ロスコになるべくしてなったのだ!」と思いました。 時々私の作品をマーク・ロスコっぽいという人がいるのですが、私の作品はとてもカラフルですし、どうしてそういう感じがするのかを言葉で具体的に説明するのも難しいらしいので、理由はよく分からないのです。 ※写真は私が好きな作品しか撮っていませんし順番もぐちゃぐちゃなので、あまり参考にならないかもしれません。 ベラルド現代近代美術館の建物 世界遺産のジェロニモス修道院の隣にあります   Miguel Palma ミゲル・パルマ   Mark Rothko マーク・ロスコの初期の作品   Alan Davie(L), Peter Phillips(R) アラン・デビー (左)、ピーター・フィリップス (右)   Antoni Tàpies アントニ・タピエスAntoni Tàpies アントニ・タピエス 作品細部   Bill Viola ビル・ヴィオラ   César Domela セザール・ドメラ   David Kakabadzé デビッド・カカバーゼ   Edward Ruscha エド・ルシェ   Henry Moore ヘンリー・ムーア   Jim Dine ジム・ダイン   Joe Tilson ジョー・ティルソン   John Chamberlain (L), Louise Nevelson (R) ジョン・チェンバレン (左)、ルイーズ・ネヴェルソン (右)   Julio Gonzalez フリオ・ゴンザレス   Karel Appel カレル・アペル   Larry Bell ラリー・ベル   Marcel Duchamp マルセル・デュシャン Max Ernst マックス・エルンスト   On Kawara 河原温   Otto Piene オットー・ピエネ   Phillip King フィリップ・キング   Pol Bury ポル・バリー   Günther Uecker ギュンター・ユッカー   Raymond Hains レイモンド・ヘインズ   Richard Long リチャード・ロング   Salvador Dalí サルバドール・ダリ   これは作品ではなくエレベーターのボタン  
  • “アーティストのための色々”ブログ再開のお知らせ!&ダメダメなマーケティングの例 2018-10-18 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura展示が続いていて忙しくて新しい記事を投稿していませんでしたが、しばらく展示の予定は無く暇なので「アーティストのための色々」コーナーへの記事追加を再開したいと思います。 主要な内容は一通り書いたからもうあまり追加しなくて良いかな?と思っていたのですが、実はブログ記事を待っている人がいるということが判明したので何かしら書いていこうと思います。 あと、前にこれらの記事を読んでブックマークしてくれてた方々にはすみませんが、少し前にウェブサイトをリニューアルして全ページのURLが変わってしまいました。なので、記事一覧からもう一度探してみて下さい。 この「アーティストのための色々」の記事達、内容が正直なので稀に日本のアート業界の片隅から苦情が来ますが、それはつまり不都合な事実が正直に書かれているからなのだろうと思うので、記事を直したり削除したりなど一切する気はありません。あくまでも海外進出を目指す日本の若手アーティスト達のために書いているので、それ以外の人から何を言われようが関係無いのです。 そして今日は、私の実体験に基づいたネットによるマーケティングの失敗例を元に、ダメダメなマーケティングの記事をお届けします。 最近気づいたのですがこちらのgoogleヘルプへの投稿に私のブログへの濡れ衣による言いがかり的な内容が載っているのを発見しました。と言っても載せられたのは2014年の事でその後も特に私には影響は無いのですが、ダメダメなマーケティングの一例として分かりやすいので載せておきます。 googleで”ギャラリー詐欺”で検索するととあるギャラリー名が表示されてしまい、更にそのギャラリー名で検索すると私のページ(サイトリニューアルによりURLが変わってしまったのですが、おそらく) お金を払って参加するアートコンペやギャラリーでの展示は本当に効果があるのか?ただの詐欺なのか? のページも検索結果に表示されてしまうので迷惑してるので何とかして下さい、という感じの内容です。 更には、本人はどういう形でやっているかは分かりませんが業者に調べさせた限りではわざとやっていると報告がありました。とまで書いてありますが、そもそもこのギャラリーの事は私は名前さえ知らなかったし何の関わりもないので、わざと嫌がらせ的な事をする理由もないわけです。 これがマーケティング的にダメな点は、現時点でもgoogleで “ギャラリー詐欺” か “このギャラリー名” で検索すると、どちらの場合も結構上の方にこちらのgoogleヘルプへの投稿が出てきてしまうので、これを見た人は「詐欺ではありませんって書いてあるけど、実は怪しいんじゃないか?」と思ってしまう事が考えられます。更には、結果的に私のブログへのアクセスがアップしてしまうということも十分あり得ます。 つまり、他人を非難するために行った投稿のために結果的に自分が不利益を被り、更には敵に塩を送ってしまう的な結果になってしまったという事です。 良し悪しは別にして、ネット上に「炎上商法」というものがあるように、マーケティングにおいては悪口だろうと何だろうと、とにかく話題になった方が勝ちなのです。だから、人の悪口を書いても、結果的に相手が得しちゃうこともあり得るので、ネット上で特定の個人に対する誹謗中傷を書くのは絶対やめた方が良いという事ですね。 というか、このギャラリーはこのgoogleヘルプの投稿絶対消した方がいいと思う。そして今度はもっとウェブマーケティングの事をちゃんと分かってる人を雇った方が良いと思う…
  • Exhibition “ENCONTRO DE RIOS -URBAN DIALOGUES- @Espaço Espelho D´água” 展示の様子 2018-10-15 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura現在ポルトガルンリスボンにて開催中の私が9年前からコラボレーションしているアーティスト集団「アーバンダイアログ」の展示の様子です。私もこの準備のためにリスボンに行って来ました。 メンバーは全部で10名いるのですが、今回展示に参加したのは7名、更に現地に集合したのは5名です。 展示スペースの Espaço Espelho D´água は、ガストロノミー・レストラン、展示スペース、アーティストインレジデンス用の部屋から成る複合的カルチャーセンターです。 テージョ河のほとりの最高のロケーションにあります。すぐ近くに宮殿があり、オーナーのマリオ氏曰く「ここがリスボンで最も景色の良い場所の一つだからここに宮殿が建てられたわけで、それがここに Espaço Espelho D´água を開く事にした理由の一つです。」との事です。 ここのアーティストインレジデンス用の部屋に一週間滞在し、他のアーティスト達とともに展示の準備を進めました。 毎日朝ごはんとその他1食分は食事が付いていたので、毎日ここのレストランでご飯を食べていたのですが、河を眺めるテラス席でポルトガルワインを飲みながらの食事で、しかも味もとてもおいしいのでまるでバカンスに来たようでした。ベレン地区の発見のモニュメントの西側の2件隣りにありますので、リスボンに旅行に来られる方にもお勧めです。この付近は観光地なので、高くてあまり美味しくないレストランも多いですが、ここに来れば外れは無いと思います。ただ、人気があるので、時間によってはとても混んでいます。 ENCONTRO DE RIOS (支流) Urban Dialogues 出展作家 Amy Bassin – New York, USA Aditi Kulkarni – Pune, India Frie J. Jacobs – Zoersel, Belgium Hidemi Shimura – Tokorozawa, Japan Sonia Gil – Rio de Janeiro, Brazil Uma Ray – Kolkata, India Jana Hunterová – Prague, Czech Republic キュレーター – Sonia Gil 共同キュレーター – Mark Blickley 期間: 2018年10月1日~11月30日 オープニング: 9月30日 18:00- 会場: Espaço Espelho D´água ...