Hidemi Shimura

サイレントインベーダーズ コンセプト

コンセプト

サイレントインベーダーズ コンセプト  Hidemi Shimura「世の中にいつのまにかバーコードが普及してしばらくになるが、はたしてバーコードというのはいったい何者なのであろうか?宇宙人が地球を支配するために送り込んだ使者かも知れず、CIAのような秘密組織が人々を洗脳するために生み出した暗号かもしれないではないか。 バーコード達は今ごろ何かを企んでいるに違いない。皆さんもバーコードをご利用する際には十分気をつけましょう。」

作品のバーコード部分は人間と人間の生活そのものを表し、カラー部分は人間をとりまく世界を表しています。この世界には様々な人間、様々な物で溢れています。小さな部分にフォーカスしてみると、人と人は時にお互いにうまく行かなかったり、物と物も組み合わせがちぐはぐであったりします。
この作品は近くで見ると合わない色が隣同士に配置されていたりするのですが、遠くから全体を見てみると以外とどんな色の組み合わせでも美しく見え、沢山の色が交じり合う所には色彩理論など入り込む余地がないように思われます。
私達を取り巻く世界も一見カオスなように見えて実は調和が保たれており、一歩離れて世界を遠くから見ることにより新たな美しさ・調和を発見できます。このように、私達をとりまく世界と人々のささやかな生活の関係をこの作品では表現しています。

作品を制作するにあたり、まず写真を1枚選んで用意をします。その写真の中の色をピックアップしながら刺繍糸をアクリル板に巻いていきます。そのため、作品の中の色の組み合わせは無作為であり、シムラ自身が考えて配置を決めているわけではありません。
シムラの作品に対して色数が多い割に圧迫感がないとよく言われる理由は、人間の脳を極力介さずに、私たちを取り巻く世界の色そのものをそのまま作品に反映しようとしている点と、刺繍糸を使用しているため絵の具でペイントされた作品よりも質感に独特の温かみが追加されているのが所以ではないかと思われます。

マテリアル

素材:刺繍糸、アクリル板、両面テープ、紙
※細く切ったアクリル板に刺繍糸を巻きつけたものをアクリル板に貼り合わせたもの

アニメーション

CGアニメーション作品 約1分30秒
※上記のコンセプトを表現したアニメーション