Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • コマーシャルギャラリーというシステムについて 後編 2011-02-14 前半ではとあるアメリカのアートコンサルタントのウェブサイトからの要約を書きましたが、今回は自分の経験や意見を書きます。 作品を発表し始めて6年くらい(作り始めたのは15年くらい前です)  私の場合スタートが極めてラッキーだったのでたいした売り込みもせずにヨーロッパやアメリカでの展示やアートフェアへ参加できました。が、世界的経済危機によってギャラリーが閉鎖、また一からのスタートとなりました。今では地元に回帰して上海中心に活動しています。上海でもきっかけは知り合いから誘われての参加に始まり、作品を見たことがある人にばったり会うことも増え、前の展示を見たことがあるギャラリーに誘われたりといった感じで少しずつ活動が広がりつつあります。  意外に思われるかもしれませんが上海は外国人が多いせいかコマーシャルギャラリーもとても多く、現代美術も盛んです。私の作品を買ってくれる人の90%くらいは欧米人ですし、外国人がオーナーのギャラリーもとても多いです。  私も前日本に住んでいたときは作品の展示のためにお金を払ったりしていましたが、正直に言って払う代金に匹敵するだけの効果は得られないと思います。(まるで効果がないわけではなく、結局普通一回の展示で作られるキャリアは微々たるものであって地道に積み上げていくしか方法がない)毎回毎回お金払って参加してたら絶対続かないし、そのせいで材料費が足りなくなったりしたら本末転倒だと思います。上海に引っ越してからは展示のためにお金を払った事は一度もありません。今思えばそんなことにお金を使うんだったら貯金しておけばよかった!とホントに思います。  ましてや本気でアーティストを続ける気があったら、いつか仕事を辞めて専業アーティストになるときのために1円でも多く蓄えがあったほうがいいし、どうせ一人前のアーティストになるには10年も20年もひょっとしたらそれ以上もかかるんだから焦ってお金を払って経歴を作るより地道に少しづつ進んでいったほうが良いなあと今では思います。  サイトに書かれてた中で最初はカフェやレストランやブティックやどこでもいいから展示しよう、というのはあまりまだやってる人が少ない感じがして(今住んでないからわかりませんが)新鮮でした。でも、ひょっとしたらあまり人が来ない貸し画廊とかでお金払って展示するよりずっと多くの人に見てもらえる気がします。展示を頼まれたほうもイメージアップになるから結構OKしてくれるかも。  日本人は美術館やギャラリーにわざわざ行く人が極端に少ないといいます。しかし、私が最近思うには、日本人にとっては江戸時代の浮世絵のころからアートというのは街中に身近にあるべきものであって、わざわざ見に行くという感覚があまりないのかも。だったらこちらからアートをもっと身近なものにしてしまえば良いのにと思うわけです。  私的には日本に住んでるより上海のほうがチャンスがたくさんあっていいなあ、とは思いますが中国在住の日本人作家は数えるほどしかいません…しかも中国語覚えたりとこちらに慣れるまでそうとう大変なので強くお勧めはできない感じです。でもアジア的なダイナミックさと適当さへの適応能力がある人にはお勧めです。一度慣れてしまえば全然平気というかむしろ気楽ですから。この国では少なくとも食べるものには困りませんし。  
  • コマーシャルギャラリーというシステムについて 前編 2011-02-13 またまたこちらのサイトより http://www.artbusiness.com/artists.html ホントに役に立つ良いサイトです。 コマーシャルギャラリーというシステムについて これらの基本を知ることにより、あなたは自分の作品にあったギャラリーを探す際の時間とお金を節約でき、がっかりする目に会う事も減ります。 アーティストはたくさんのギャラリーでの展示を経験し、最終的に確固たるギャラリー、組織、美術館、洗練されたアート施設に行き着く。こうした経歴は時間をかけて徐々に積み上げていくものであり、突然彗星のように現れスターになるといった事は実際はめったに起こらない。 他の多くの職業と同じようにアーティストもスタート地点から始めなければならない。カフェ、レストラン、家具売り場、ブティック、ヘアサロン、ビルのロビー、友達と展示会場を借りる、誰かの家で個人的に見せる、公募展、オープンスタジオなどとにかくどこでもである。なるべく多くの人に見てもらい、口コミで広まり、ギャラリーのオーナーの耳に入り作品が気に入られ連絡が来る、というのがよくあるパターンである。 美術系の学校を卒業した人は地元のアート関係者と知り合う機会に恵まれていたかもしれない。だからといってそれらの人々があなたのために何かをしてくれるという訳では無いのでやはりキャリアを1から積み上げる必要がある。 独学でアートを学んだ人は地元のアートコミュニティ(展示のオープニング、美術館の展示、トークショー、ツアー、オープンスタジオなど)と積極的に関わると良い。オープニングパーティは人がたくさん来るので特に良い。何度も足を運んでいれば知り合いも増えてくるし、アーティストになりたいという意思も表明できる。  多くのアーティストはメーリングリストを買ってギャラリーのオーナーにウェブサイトを見て下さいというメールを出したりして、アトリエにじっとしていれば展示の機会がやってくると思っているがたいていの場合は無駄に終わる。展示の機会を得るというのはそんなに簡単な事では無い。地道に地元のアートイベントに顔を出し続けよう。 どこででも展示をすることから始まって、グループ展に何回も参加して、若手の作品を扱っているギャラリーで1-2回くらい個展をして地元の人々から良い反応を得られるようになっても、ハイレベルのギャラリーに売り込むのはまだ早い。他の仕事と同じようにスタートから一歩一歩進んでいかねばならない。 ハイレベルのギャラリーがどのように扱うアーティストを選ぶのか説明しよう。いきなりギャラリーに来たり他の方法で連絡してきたアーティストを選ぶ事はまずない。単純に好きか嫌いか良いか悪いかで選ぶ事もない。あなたの作品がすごく良かったとしてもそれだけでは選ばれない。作品の質は必要最低限で、経歴、評判、アートコミュニティでの立場、仕事の仕方、今までの売り上げ、以前の展示の批評記事などが吟味される。 ハイレベルのギャラリーはハイレベルのアーティストを扱う。ハイレベルのアーティストとは何か?自分のキャリアを一から自分でこつこつと時間をかけて積み上げて行った定評のあるアーティストである。大事なのがそれらの評判を自分自身の努力で築き上げたということである。ギャラリーはそれらの評判を築く手伝いはしない、今まで築いた評判を少し高めるのに役立つだけである。すべて自分自身の力で築き上げて行かなければならない。 後半ではギャラリーについて自分の経験に基づいて思うことを書いてみようと思います
  • アーティストステートメントの書き方 2011-02-12 またまたこちらのサイトより要約 http://www.artbusiness.com/artists.html Q: 自分はアーティストであって言いたい事は作品で表現しているのになぜ文章によるアーティストステートメントを書かなければならないのですか? A: アーティストステートメントはあなたとアートに関する真実を伝えるための基本的かつ不可欠なものです。 人々は言葉を使ってコミュニケーションしています。もし展示会場にあなたがいなかったり、あなたが忙しかったり、作品を見た人が恥ずかしがって質問できなかったりした場合にアーティストステートメントを読んでもらえば答えの代わりになります。 アーティストはみんな自分の作品を認めて欲しいと思っていて、良いアーティストステートメントはその手助けをします。良いアーティストステートメントとは誰もが理解できるような言葉で書かれていて、あなたのことをもっとよく知りたいと思わせるような力を持っています。 あなたの事をまだ知らない人のために、なぜ作品を作るのか、何を表現しているのか、どうやって作るのか、何で出来ているのか、あなたにとってどんな意味があるのかを簡潔に書きましょう。 アーティストステートメント書き方リスト ※ 3行以内の段落2-3段落くらいからなる簡潔なものにしましょう ※ なぜ作品を作るのか、あなたにとってどんな意味があるのか書きましょう ※ 感情に訴えかけ、あなたのアートに対する思いを伝えましょう ※ 複雑な言い回しや曖昧な表現は避けましょう ※ あなたの作品を型にはめたり他の人と比べないようにしましょう ※ 誰もが理解できる言葉を使いましょう ※ アーティストステートメントはあなた自身を表しあなたの作品と同じくらい大事なものです。 こうやって書きましょう ※ 素敵なノートを用意していつも持ち歩きましょう ※ 書きやすいペンを見つけて持ち歩きましょう ※ 何週間かの間ノートにあなたの作品について思いついたままにメモしていきましょう ※ メモがたくさんになったらメモの中からピックアップして整理してみましょう ※ 時間をたっぷりとってメモを元に文章を書きましょう ※ アーティストステートメントも作品と同じく変化していくものであり、合わなくなったら新しいものを書きましょう
  • プロモーション用の小冊子とカタログについて 2011-02-11 またまたこちらのサイトより要約 http://www.artbusiness.com/artists.html Q: 少しづつアーティストとして認識されるようになってきたのでさらなる売込みのために小冊子かカタログを作ろうと思っています。略歴、展示履歴、白黒かカラーの写真を載せようと思っています。 A: アーティストの小冊子とカタログは売り込みのための強力なツールになります。余裕があるなら8 – 20ページのカタログを作りましょう。カタログのほうが内容が豊富でよりシリアスに受け止められ、ゴミ箱に捨てられるより本棚に並べられる可能性が高くなります。 良いカタログがあれば売り込み能力が大幅にアップします。何も言わなくてもカタログを渡すだけで作品の説明が出来るし、近くに住んでいない人に送ることも出来ます。 カタログは作品の記録としても使え、将来過去のキャリアを振り返るのにも役に立ちます。 カタログ作成の重要な決まりは、あなたがどんな人で、どんな作品を作って、今まで何を成し遂げたかなど事実に基づいた情報を載せることです。作品への細かすぎる説明や個人の哲学的な思想などは載せないようにしましょう。 1-3ページの履歴を載せれば人々にあなたと作品を紹介するのに役立ちます。可能ならアートの専門家や批評家、ディーラーなどにあなたの作品について短い文章を書いてもらいましょう。より名の知れた人に書いてもらうほどカタログは価値のあるものになります。 展示のタイトルや日付、受賞したアワードや奨学金、レビューが載せられた新聞や雑誌などの情報も載せましょう。 印刷前にアート関係者だけでなく様々な人に見てもらって意見を聞きましょう。もし何人かの人から同じような批評をされた場合は、その部分について修正しましょう。 カラーページが多いほうが良いですが予算に限りがあるなら白黒でもかまいません。作品の記録としてなるべくたくさんの作品の画像を入れましょう。
  • アーティストの為の効果的なウェブサイト制作方法 2011-02-10 またまたこちらのサイトより要約 http://www.artbusiness.com/artists.html 早くて、シンプルで、分かりやすいこと ※ 自分の独自のドメインを使い、フリーサーバーは使わない フリーサーバーを使うと広告が入ってしまうので見苦しくなる ※ Google Chrome, Firefox, Safariなどどのブラウザでも同じに見える事を確認する ※ サイト内のナビゲーションがしやすいこと どのページからもトップページに戻れること ※ 文章は最低限に留めること メインページには簡潔な説明だけを載せ、更に長い説明は他のページへとリンクさせる ※ 画像サイズは適度な大きさにする 各写真のサイズは100-200kくらいに抑える ※ サイトの訪問者にパスワードの入力や特定のフォームへの入力を強制しないこと ※ cookie を多用しないこと 最悪なのはcookieを設定しないと入れないサイトである。Cookie が必要な時もあるが(フォームへの入力や、オンラインでの注文など)それ以外では使わないこと ※ 適切な連絡先を載せる事 アトリエの住所、電話番号、メールアドレスなど気軽に連絡できるような連絡先を載せる事 ※ 法律に従い販売した作品の返品、返金を受け入れること ※ これまでに販売した作品をたくさん載せすぎないこと 多くのアーティストが以前売れた作品をたくさん載せると人気があるように見えていいと思うが、人々が良い作品はすでに売れてしまって今あるのは残り物であるかのような感じを与えてしまう。 ※ 今までの作品を全部載せないこと たくさんの種類の違う作品を載せすぎると人々が混乱してしまう。最近の作品だけ載せる事 ※ 作品の値段に幅を持たせること 大きくて高い作品だけではなく小さめで手の届く値段の作品も載せる事