またまたこちらのサイトより要約 http://www.artbusiness.com/artists.html
ホントに役に立つサイトです
とにかくそれらがお金を払ってまで参加する意義のあるものなのかを前もって良く調べましょう。
ギャラリーから展示のオファーが来たが出展費用を要求され、展示に参加すれば、作品のレビュー、キュレーターや美術館に見られる機会、広告掲載、アート関係の記事掲載などが得られるとギャラリーが言っている場合
詳細をつっこんで尋ねましょう。どのキュレーターに見てもらえるのか、どの媒体にレビューが載るのか、誰がレビューを書くのか、どこに広告が載るのか。そのギャラリーの今までの実績は?あなたとあなたの作品についてきちんと知った上でオファーが来ているのか(誰にでも同じようなメールを送っているかもしれない)
まだ歴史の浅いギャラリーなどが主催している応募費用が必要な公募展、コンテストなどの場合
審査員はどんな人か、その賞の今までの経緯と選ばれたらどんな効果があるのかなど前もって調べましょう。
お金を払って本や雑誌に作品の写真と経歴を載せれば、何千もの各国のディーラーやキュレーターや美術館やギャラリーやコレクターに配りますと言っている場合
今まで本当にそれらの出版物が届いているのか、更にそれらを受け取った人が真面目に受け止めているのか(中身をちゃんと見ているか)を調べる。最低20箇所の送付先を聞き出して確認しましょう。
お金を払って広告を載せる場合
アート関係者は既にどこに載っている広告がそういう広告なのか知っていて、作品が良いから載っているわけではないと分かっているので真面目に受け止められる事はない
作品販売用のウェブサイトの場合
そのサイトがとても有名だったとしても、何千もの作品の中でまだ無名なアーティストが自分の作品を売るというのは宝くじが当たるのと同じくらい低い確率である
その他、作品が売れるウェブサイトの制作、サーチエンジンであなたの名前がヒットしやすくする、エージェントとして作品を販売するなどの代わりに代金を要求してくる場合
その人たちがいままで手がけたアーティストを最低5人くらい聞いて本当に効果があったのか聞いてみましょう。
その他気をつけたほうが良いもの
余り面識の無いディーラーやエージェントやギャラリーとの長期に及ぶ独占販売契約を結ぶときに、作品の二次使用の際の著作権料、著作権使用料などの支払いに対する記述がない場合
これを読めば手っ取り早く作品が売れるようになるといっているようなハウツー本の売り込み
あなたと全然面識がない人からの上記に関するような申し出。例えばDear Artist, で始まる個人や団体からのメールなど
だまされる事を避けるためにするべきこと
相手があなたのことや作品についてきちんと知っているのか聞いてみる
参考や保証になる人の名前などを聞いて直接確認してみる
ネットでそれらのイベントやギャラリーの名前など調べてみる
連絡もとの個人名+ “scam” “fraud” (詐欺) などのキーワードと一緒に検索してみる、びっくりする結果が出てくることも
主催者と電話や直接話してみる
最後に、名声はお金で買うものではなく作り上げるものである、ということを忘れないように
別にこれらのすべてが詐欺って訳ではないと思うけど、結局アーティストのキャリアってのは一回一回の展示で少しづつ積み上げていくしかないので、そのたびにいちいちお金払ってたら長続きしないと思う。そんなお金があったら材料費に回して作品を作るか貯金でもしておいたほうがよほど後で役に立つと思う。