どうすればギャラリーでの初めての展示の機会を得られるのか

またまたこちらから要約 http://www.artbusiness.com/artists.html

経験の無いアーティストがギャラリーでの展示の機会を得るには、作品をギャラリーに気に入ってもらうことが第一条件

ギャラリーがお金と時間とスペースを提供しても良いと納得させるためには、真剣に制作活動をしていて、将来の目標が定まっていて、今後何年も続ける意思があるということを伝える必要がある。

ギャラリーが一番嫌うのは展示をしたアーティストがいきなり制作をやめて他の事を始めること。

アートディーラーにとって理想的なアーティストとは、野心家、オリジナリティがある、リスクを恐れない、勇敢、人に感動を与える、などである。

アイディアが豊富、明確なヴィジョン、新しい分野への挑戦心、常に進化を遂げていけそうかなども判断される。

ギャラリーはビジネスについて知識のあるアーティストと仕事をしたがる。何年も一緒に仕事を出来る仕事のしやすいアーティストを探している。

たとえ初めての展示で期待通りの結果が得られなかったとしてもがっかりしないで前向きに頑張れるようなアーティストを好む。

作品を作ることが好きで、売れ行きの良い悪いにこだわらないアーティストを好む。一回の展示で全部作品が売れることを期待して売れ行きが悪いと文句をいうような人は好まない。

ギャラリーには前向きで、意思の伝達がスムーズで、プロフェッショナルで、礼儀正しく、正直であるところを見せよう。

ギャラリーのやり方を信頼すること。アーティストの中にはギャラリーに色々指示を出したがる人もいるがそれはダメ。

実績のあるギャラリーはリスクを避けて実績のあるアーティストを扱う傾向にある。もしあなたがまだ若くて経験が少なくて拒否されたとしても、あなたの作品が良くないということにはならない。

更なるポイント:
作品を売り込もうとしているギャラリーについてきちんと調べて理解しておくこと

まじめに堅実に作品を作っていてクオリティも安定していることをアピールすること

作品の価格について柔軟に対応すること、作品が売れやすい適切な価格を受け入れること

高望みをして完璧主義にならないこと

ギャラリーのオーナーに必要以上に電話やメールや会いに行ったりしないこと。連絡は必要最低限に

細かすぎることにこだわらないこと

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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