アーティストとして成功しない方法

またまたこちらのサイトより要約 http://www.artbusiness.com/artists.html
こういうことをすればアーティストとして成功しませんという逆説的記事
長いです!40個もあります

1, アート関係者(バイヤー、ディーラー、批評家など)に唐突に自己紹介すること

2, 相手が作品の説明やあなたの生い立ち、その他の話に興味がないそぶりを見せても気にしないで話し続けること

3, “私はアーティストです、作品を見てください”と(電話、メール、手紙などで)所かまわず言うこと

4, 所かまわず(電話、メール、手紙などで)作品を見ることを要求し、その感想を求めること

5, 作品に興味を持った誰かがアトリエに遊びに来たいと言った時に完成作品が12個以下しかない

6, 手元に作品が12個以下しかないのにギャラリーに個展開催のための売り込みをする

7, 1つの作品を完成させて次の作品の制作を始めるまでに2週間以上間をあける。作品の質は下がるし、鍛錬不足になる。

8, まだアーティストになったばかりでギャラリーでの展示の経験もほとんどないのに、世界中のディーラーやギャラリーにメールを送って作品を取り扱ってくれないか聞く

9, 住んでいる地元でまだ無名なのにその地域または世界でトップレベルのギャラリーに作品を売り込む。そういうギャラリーは既に有名な人の作品しか扱わない

10, 数百ドル払ってメーリングリスト(ディーラー、コレクター、批評家、ギャラリーが載った)を買う。さらに数千ドルかけてプロモーション用のカタログなどを印刷してやたらと送りまくる。

11, お金を払ってギャラリーで展示をする。そういうギャラリーでの展示を真面目に受け止める人はいないし、作品も一個も売れないだろう。結果、破産することになるだろう。

12, お金を払ってアーティスト年鑑のような本や雑誌などに載せる事。これらを真面目に受け止める人はいないばかりか、載せたことによってお金を払って作品を展示することに誘われたりする。結果的に、やはり破産することになるだろう。

13, そのギャラリーが扱っている作品、価格帯、アーティストのキャリアなどを調べないでギャラリーに対して売り込みのメールなどを送ること。ギャラリー側としてはあなたがなぜ連絡してきたのかまったく理解できない。

14, ディーラーやギャラリーに “Dear Sir or Madam, ” “Dear Gallery Director,” とか “To Whom it May Concern.” などで始まる、明らかに相手の事を知らない事がばれるようなメールを送る

15, あなたのサイトのURLしか書いていないメールをやたらと送りつける

16, メールで10メガもある添付画像を送りつけて“作品を気に入ったらメールを下さい”と書く

17, 作品をプレゼンするときにあなたが何をどうしてしているのか、主な意図などの説明が欠けている。作品の良し悪しに関わらず今まで作った作品をきちんと整理出来ていない状態で全部見せる。

18, まだ無名なのに何千ドルもかけてウェブサイトを作る。あなたを既に知っているわずかな人しかあなたのサイトを発見できないし、サイトを作ったからといって売り上げが増えるわけでもない

19, サイト上に連絡先の詳しい情報を載せない(例えばコンタクト用の入力フォームと送信ボタンしかないなど)。身元の不確かな人に人々は連絡したがらないだろう

20, サイト上に作品の値段を載せていない。誰かが欲しいと思ったときにどうしたらよいのかも載せていない

21, アトリエに引きこもって作品を作り続け、地元のアートコミュニティに顔を出しもしないでいつか誰かに発掘されるだろうと信じること

22, アーティストステートメントを用意していない。作品が何を表現していて、どのような進化を遂げていて、どうしてこういう作品を作っているのかなどの説明がない。

23, 作品の値段をどうつけていいか分からない。誰かに作品の値段を聞かれても“分からない”と答え、逆に“いくらだと思う?”と聞く

24, 作品の値段について理由を聞かれたときに“それくらいの価値があるから”“それくらい欲しいから”とか“分からない”などと答える

25, 作品に対する人々の反応を無視する。人々がどう感じ、どう理解し、好きかどうか、望みどおりの反応か、欲しがっている人はいるかなど全部気にしない。

26, ディーラー、他のアーティスト、自分の知名度の低さ、無知なコレクターなどアート関係者について文句を言う

27, 作品を見てもらう約束のときに必ず遅刻する。手始めに1-2回くらいキャンセルしてから更に遅刻していく

28, 展示の前の締め切りに作品が間に合わない。展示までにステートメント、履歴、カタログ、ウェブサイトの準備が間に合わない。

29, 作品を見た人はすべてあなたの作品を理解する努力をするべきで、理解してもらうように努力をするのはあなたの仕事の範疇ではないと思うこと

30, 作品に関する質問の多くに“NO”で答えること

31, 作品について質問された時に答えないで逆に質問で返す

32, あるギャラリーでの展示が決まったとたんに少しレベルの高い他のギャラリーに知らせて次はそのギャラリーで展示したいと伝えること

33, 今作品を扱ってくれているギャラリーから他のもっと良いギャラリーに乗り換える気が満々である事をあからさまにする

34, 仕事上の関係や約束事を大切にしようとしない

35, あるギャラリーやディーラーがあなたの作品を売ってくれたなら他のどこのギャラリーやディーラーでも売ってくれるものだと思い込むこと

36, 作品がギャラリーやディーラーのおかげではなく作品自身の力によって売れているのだと思い込むこと

37, 作品画像の二次利用や写真撮影の禁止など、作品に関する法的権利に関してむやみに弁護士を呼んだり訴えたりすることをほのめかす

38, 話している相手が自分にとって役に立つ相手なのかを見極めようとして、価値がないと分かったら直ちにそこを去る

39, あなたや作品のプレゼン方法に対するアドバイスを無視する

40, 最後に一番重要なのは、何の得にもならないのに他人の手助けをしたりはしない

要するに
相手を思いやり謙虚な態度 時々すごく押しの強いアーティストがいますが世間はそういうのに慣れてないので怯えてしまうので気をつけましょう(世の人々はそもそもアーティストという存在にそれほど馴染みがありません)

プレゼンに必要以上にお金をかけない お金持ちならかけてもいいけどそうして得た名声になんの価値があるのか?それよりお金は作品の材料費に使って作品作りたいもんです

人の意見をちゃんと聞く でも人の意見に流されてもいけないしバランスが難しいところです

普段は控えめでも展示のときなどはちゃんと作品に関する説明は出来るようにする 私的には展示のときに作品さえ目立てば作った本人は別に普段目立たなくても良いと思っています

人に何か頼まれたら喜んで手を貸す 人には出来るだけ親切にしたいとは思いますが、そこに付け込んで来る人もいるので要注意。いざとなったらきっぱり断りましょう。(と私は思うけど、そこでとことんお人よしを貫ける人が真の”アーティスト”かもしれない…でも私には無理だ)

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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