汐留の日本テレビに修復が終わって期間限定公開されている岡本太郎の「明日の神話」を見に行く。
なんだかとにかくすごいんです。すごいパワフルなんです、びっくりします。原爆のことを描いた絵なのになんかすごい伸び伸びしてるし。こんなに大きくて色も派手なのに押し付けがましさが少しもないところが素晴らしいです。見る人の勝手な解釈を最初から許してる感じ。
あと縦5m横30mもある絵をメキシコと行ったり来たりしながら一年で一人で描くなんてことができるのか?と驚いた。しかもその頃は大阪万博の準備とかぶってたからすごく忙しかったそうで。しかも岡本太郎って結構勢い任せにやってそうなイメージあるけどちゃんと大きい絵を描く前に小さい下絵を描いて、次は中くらいの大きさに描いてみて、それからやっと本番に取り掛かるというとても手のかかる過程をちゃんとこなしているのだ。
岡本太郎って結構口が達者な人ってイメージがあるけど言うだけのことはちゃんとやってたんですねー。人間ってやろうという意思があれば結構ちゃんとできるもんなのね。
あと売ってたパンフレットが500円と安くてうれしかった。お小遣いで買ってる子供もいたぞ。