額縁はやっぱり大事だと思った件

額縁はやっぱり大事だと思った件  Hidemi Shimura

額縁はやっぱり大事だと思った件  Hidemi Shimura2月に新宿で展示の予定があるので、昨日打ち合わせに行ってきました。

実物も見せるために小さい作品も持って行ったのですが、額縁の縁と作品が近いのが気になるので、額を大きくするか、縁のないアクリルボックスタイプにしたほうが良いのでは?という意見がありました。実は、額縁を大きくしたほうが良いという意見は前から何回か言われていたので、これを機に小さい作品のものだけでも全部とっかえよう!と決定しました。

私は断然木の額縁が好きなので、アクリルボックスは使いませんが今までと同じ額縁(写真のもの)で少し大きめのものに一新します。

なんとなく小さい作品は余白も少なくて良いと思い込んでいたけど、本当はどの大きさの作品でも(むしろ小さい作品ほど)大きめの余白があったほうが作品鑑賞の時に縁が邪魔にならないのですよね。

ちょっと前にたまたま少し大きめの額縁に入れた作品の写真があって↓見てみたら余白が2cmくらい多いだけなのに確かにこちらのほうが落ち着いて見えます。

額縁はやっぱり大事だと思った件  Hidemi Shimura

この作品は、去年出産祝いに依頼されてオーダーメイドで作ったものです。バーコード部分も特別なものになってます。というわけで、私の作品はオーダーメイドも受け付けますので、プレゼントなどにどうぞ!良いなと思った方はまずはお問い合わせ下さい。

この白い額縁は上海のずっと同じ額縁屋さんに頼んでいて、クオリティが良い上に価格もお手頃なので助かってます。
日本に帰ってからも額縁だけは同じ所に頼み続けたいくらいです。

額縁はやっぱり大事だと思った件  Hidemi Shimura額縁はやっぱり大事だと思った件  Hidemi Shimura

他にこういうモノクロの作品があるので、これは背景をグレイにしてカドの部分かカーブしている中華風(和風でもある)額に入れようと思っています。きっと現代美術なのに和室の床の間にも似合う作品になるでしょう。

展示は2014年2月21日~28日、新宿京王プラザホテルロビーギャラリーにて開催です。二人展です。ギャラリー以外のロビー部分、カフェ部分も使った結構広い空間での展示になります。

(これから展示までに)畳一畳くらいの大きさの作品も作りますので、まだ先の話ですけど興味のある方は是非見に来て下さい。

 

 

 

 

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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