直近の展示の予定は、4月14-16日 tagboat art fair 2023 @東京ポートシティ竹芝、5月6日〜ポルトガルのシントラに新しく出来るギャラリーにてグループ展、の予定です。
ポルトガルに早めに作品を送るため、手元にあった作品を早めに梱包してしまいました。そして、4月の展示の作品が全然足りないので、今すごい集中力で糸を巻き、新作を作っています。
引き続きすごい集中力で更に新作を作ります、と言いたいところですが、人間の集中力というのは自在にコントロール出来るものではなく、全く集中できない日もあって、それでも無理矢理手を動かして制作しているような感じです。ネットなどに集中力を高める方法が色々載っていますが、無理な日は何をしても無理です。人間なので仕方がありません。
4月は展示スペースを区切って暗いコーナーと明るいコーナーに分け、カラフルな作品とシックな作品を分けて展示します。暗いコーナーはインスタレーション的な展示方法を取り入れます。
5月に展示するポルトガルの方は、どういう国なのかあまりイメージが無い人が多いと思います。私も2018年にリスボンに住んでいた友人が企画してくれたグループ展のために行くまでは、何のイメージもありませんでした。たぶん行ったことが無かったら今回の展示も躊躇したかもしれないと思います。
ポルトガルのリスボンはかなり国際的で、あらゆる人種が住んでいます。英語が話せる人もかなり多く、親切な人が多いし、治安も良いです。
建物は予想以上にカラフルで、ヨーロッパ風な中に時々エキゾチックな雰囲気も感じられます。テージョ川という大きな河沿いにあるリスボンは、歴史ある建物が良く保存されていて、とても美しい街です。急な坂が多く、斜面に石造りの巨大な建物が建っていたりして、私は未来的でサーバーパンク的な印象も受けました。程よい大きさで散歩が楽しい街ですが、石畳で坂が多いので、スーツケースを持っていると辛い目に合います。
現代美術も盛り上がっているようで、カッコいいギャラリーがたくさんありました。聞いた話ではドイツがビザが段々取りにくくなっている分、ポルトガルに移住するアーティストも増えているそうです。ポルトガルは経済的に不安定なイメージがあったと思いますが、ポルトガル政府の様々な景気回復政策により、今景気が良くなりつつあります。
ポルトガルは元々伝統工芸も盛んという事もあり、テキスタイル・ファイバーアート系の現代美術も人気なようで、今後の動向が楽しみな国の1つです。