辛いもの食べたい人へ!上海おすすめの激辛料理屋

辛いもの食べたい人へ!上海おすすめの激辛料理屋  Hidemi Shimura

日本の中華料理というと広東料理風が多いので、日本人はあまり本気で辛い中華を食べたことがないかもしれません。また、上海の料理は醤油味の角煮風やあっさり塩味など甘めもしくはあっさりした味付けが多く、上海人にも辛いモノが苦手な人は結構います。
上海では中国全土の料理が食べられます。今回はその中でもおすすめの辛い料理が食べられる所をお知らせします。わりと老舗ばかりなので、潰れたりすることもめったにないと思うので是非行ってみて下さい。
どの店も人気があり、並んでいることも多いので予約をしたほうが確実です。

雲南料理「雲之縁」 上海長寧区杨宅路85号(近新華路) 021-62827756
2階建てのこじんまりしたお店です。定西路に支店もありますがこっちのほうがおいしいです。
苗家烤魚(魚の唐揚げ風)と苗家酸湯回魚(魚と高菜のスープ)は特におすすめ、それ以外の野菜を使った料理も見た目は辛くなさそうなのにけっこう辛いです。色々な香辛料、唐辛子を使い分けているのでそれぞれの味付けにはバリエーションが有ります。辛いだけではなく野菜を豊富に使っているので栄養バランスも取れています。

四川料理 龍門降茶屋川菜館 Sichuan Citizen 東湖路30号1楼近淮海中路 021-54041235
なぜかいつも欧米人で賑わっています。山椒が嫌いな人には結構大変です。私もいつも山椒を一粒一粒よけながら食べています…
でも本格的な四川料理が食べられます。初めてここの麻婆豆腐を食べる人は「ほんとの麻婆豆腐とはこんなにガツンとした味なのか!」と驚くに違いありません。ほかには、水煮鯰魚は四川料理店では必ず注文する定番です。辛くない野菜料理なども一緒に注文するのをお忘れなく。

火鍋 海底撈 上海市内に何店舗もあり
火鍋は小肥羊も市内にたくさんあるのですが、こちらのほうがサービスが良いのでおすすめ。スープの種類は半分辛くて半分辛くないのと言って頼めばすぐに陰陽模様の白と赤のスープが入った鍋が来ます。注文は紙に印刷されたメニューに自分で数を書き込むので、中国語がわからない人は辞書や旅の指さし会話帳(食材の名が載ってるもの)など持っていくとよいかもしれません。少人数の時は野菜など1/2ずつという注文の仕方もできるのでいろいろな種類を注文できます。葉っぱものは赤いほうのスープで煮るととても辛くなってしまうので要注意です。

湖南料理 Spicy Moment 五原路71号(近常熟路) 021-54030775
湖南料理が気軽に食べられる小奇麗なお店。湖南料理はストレートに唐辛子の辛さなので私は四川料理よりこちらのほうが好きです。いろいろな種類の辛さが味わえます。肉料理はけっこうガツンとした味です。辛くないものも含め野菜料理も多めに頼むと胃には優しいかもです。

麻辣烫 紅麻辣料理 万航渡路465号(近鎮宁路) 021-62489396
本格的な麻辣烫です。串に刺さった具が赤いスープの入ったボウルに入ってきます。ここも注文は紙に数を書き込んで渡す形式です。ここまで山椒がたくさん入っていると私には歯が立ちません。ここの料理は私にはほんの数口しか食べられません。山椒大好き、辛いもの大好きな人はぜひ行ってみて下さい。
ここの老媽蹄花(白いんげん豆と豚足の煮込み)は長い時間煮込んで作られた優しい味です。これは塩味だけで辛くないので、辛くて食べるものがない…と思った人はこれを頼んで下さい。あと、ここはとてもローカルな店なので店内は綺麗ではありません。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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