チャリティアートオークション開催のこつ Art Auction Fundriser Tips

またまたこちらのサイトより http://www.artbusiness.com/auctips.html This article is from this site
チャリティオークションに参加したのでもっと勉強してみようと思いました↓

アートオークションを開催することは非営利団体にとって資金調達のため、作品を寄付するアーティストにとっては宣伝のため、購入者にとっては良い作品を手ごろな価格で手に入れるための良いチャンスとなりうる。以下の点は、主催者、購入者、寄付者すべてにとって、アートオークション募金活動で目標を実現するのに役立ちます。

アーティストへ
**キャリア面でのポイント-寄付するのに最適なのはビジュアルアート団体を支援し、特にビジュアルアートのコミュニティ、コレクターなどメンバーを惹きつけることができるイベントです。数十から何千ものアート好きな人、コレクター、ビジュアルアートのサポーターたちにあなたの作品と名前をアピールするのに良い機会です。

**アート作品を募集している組織についてよく知らない場合は、彼らが誰であるか、過去にもアートによる募金活動を実施したことがあるかどうか、その結果はどうだったのかなどをリサーチしましょう。作品を寄付した(しようとしている)アーティストたちの名前を聞くのも良いかもしれません。

**少なくとも、寄付したイベントへは無料で入場できること。また、あなたがどのようにプレゼンされるのか-名前、略歴、カタログ掲載、作品がインターネット上に載るか、あなたの連絡先やサイトへのリンクなどがイベントを主宰した組織のウェブサイトに載るのかどうかなど確認しておきましょう。

**作品を寄付する前に、主催者と話をして売れそうな作品のタイプと価格帯を聞いてみましょう。前のオークションのサイトやカタログがあるかどうかも聞いてみましょう。入札者の好みや予算を調べてそれに合う作品を寄付すればより注目を浴びて、高値で落札されるでしょう。

**質の良い作品を寄付しよう。アトリエの隅にしまいこんであったようなレベルの低い、魅力のない、古い作品を寄付してはいけない。作品の寄付により、あなたの寛容さだけではなく、最近制作している作品の質や傾向を積極的に人々に見せるチャンスだととらえましょう。

**できるだけ多くの新しいコレクターの興味を惹きつけ、自分自身を紹介できるように、作品以外にあなたの略歴、連絡先情報も添付しましょう。あなたの作品を気に入った人は、あなた自身について、あなたの今までの経歴、他にも作品が欲しいときや質問がしたいときにどこに連絡すればいいかなどが分かっている場合により高い入札をする傾向がある。しかし、この場合経歴などは簡略化されたシンプルなもので十分です。

**サイレントオークションであろうとライブオークションであろうと、普段の販売価格を踏まえた範囲内でできる限りリーズナブルな最低入札価格を受け入れましょう。あまりにも高い最低入札価格を設定すると入札者たちはしり込みしてしまいます。多くの人々が手ごろな価格で作品を手に入れられるからチャリティオークションに参加するのです。また、入札者が誰もいなかった場合あなたのキャリアに傷がつくことになります。もしあなたが良いアーティストで、展示や販売の実績があって、人々がそれを知っていたら、最低入札価格がどんなに低くても自然に入札価格は適正な価格まで上がっていきます。

**あなたが特定の価格以下で作品を販売したくない場合は、その価格以下に最低入札価格を設定するが、その特定の価格に到達したときにのみ販売するということをオークション主催者に伝えよう(もちろん、そのオークションでそれが許されている場合)。あなたが500ドルで販売したい場合、例えば200ドルで入札を開始します。その方法では、作品が売れなかった場合でも、入札者を惹き付けるでしょう。しかし、高すぎる販売価格を主張するとオークションが目的としていること(チャリティ)よりもあなた自身と作品の値段の方が重要だと思っているととらえられる可能性があることに注意してください。

**あなたの作品が売れるようにオークションの主催者にできる限りの協力をしましょう。こういうイベントで最悪なのは作品が売れ残るということです。

**寄付を頼まれたイベントすべてに作品を寄付するのはやめましょう。作品を取り扱っているギャラリーがある場合はなおさらです。作品のマーケットを狭め、ギャラリーで買うよりも次のチャリティイベントまで待てば安く作品が買えるとコレクターに思われることになるかもしれません。多くのチャリティをサポートしたかったら作品を適正価格で売って現金を寄付しましょう。

オークション参加者へ
**すべての作品を見てください。チャリティオークションは今まで見たことがない作品やアーティストについて学ぶのに良い機会です。

**すべての作品がバーゲン価格で買えると思わないように。入札する前に作品を直接見たり、作品リストをもらったりして自分がどの作品が好きなのか決めておきましょう。そうすれば賢く入札できます。

**そのアーティストの最近の質の良い作品であることを確認しましょう。残念なことにアーティストの中には在庫を減らすためにレベルの低い前に売れなかった作品を寄付する人もいます。

**寛大な心で参加しましょう。チャリティイベントをサポートするためにオークションに参加するのですから、もし予算以上に作品を買ってしまったとしても良いことに使われるのなら良しとしましょう。

**アーティストがオークション会場の作品の近くにいることもあるので、アーティストに直接会って作品について話す良い機会にもなります。

**夢中になり過ぎないように。次の日の朝にあまり見たくもないような作品を買ってしまったことに気付かないように。

チャリティオークションの主催者へ
**作品を寄付するアーティストへのガイドラインを提供しましょう。どのような種類や価格帯の値段が入札者にとって購入しやすいのか、作品やアーティストがどのようにプレゼンされるのかなど。

**オークションがどのように宣伝されて、どのような宣伝効果が得られるのか、何人くらいの人が作品を見ることになるのかなどアーティストに伝えましょう。

**アーティストに入札開始価格と最低落札価格をなるべく低くしてもらうようにしましょう。

**アーティストと作品についての基本的な情報が載っているカタログを制作しましょう。チケットを購入した参加者にすぐに送りましょう。作品を見て考える時間があるほど入札しやすくなります。さらに、イベントの宣伝に力を入れることでより多くの作品が売れ、次回のイベントで更に良い作品や参加者を惹きつける事ができます。

**広くて換気が良くて十分な展示スペースのある会場を選びましょう。リラックスして居心地の良い環境で作品を見られるようにしましょう。満足した入札者はアクティブに入札してきます。

**オークションの入場料には飲み物代も含めましょう。

**入札者には十分な数の席を用意しましょう。

**チャリティオークションに慣れている競売人を雇いましょう。以前にチャリティオークションを成功させた事のある非営利団体に連絡先を聞いて見ましょう。チャリティの場合は商品を掘り出し物を欲しがっている購入者に最短で販売する通常のオークションとは違います。熟練したチャリティイベントの競売人は最終結果に大きな違いをもたらすことができます。

**競売人は参加者を盛り上げて、入札者同士の競争をあおり、それぞれの作品の説明に時間を掛けて、オークションの目的のための寛大な心を喚起することができるようなユーモアのセンスのある人が良いです。

**競売人がそれぞれの作品についてのメモを持っている事を確認しましょう。詳しい説明をすることにより作品の売り上げが良くなります。

**できるだけ目立つように作品を展示しましょう。その環境において作品が良く見えるほど、入札価格は高くなります。ライブオークションにおいてその効果は顕著です。質の良いイーゼル、白い手袋、背景にベルベットの布を掛ける、スポットライトなど手持ちのあらゆる装飾を使って作品をドラマチックに演出しましょう。

**入札者が作品を入札しようとしているアーティストについて情報を得られるようにしましょう。より多くの情報を提供されたほうが入札しやすくなり、入札価格も高くなります。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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