郭鳳怡 グォフォンイー

 横浜トリエンナーレでの郭鳳怡(グォフォンイー)さんの作品。写真では分からないかもしれませんがこの絵はふつうのボールペンくらいの細さのペンによる無数の線によって描かれています。しかもけっこう長ーい紙に描かれていてそれはそれは気の遠くなる作業なのです。
 郭鳳怡さんのことをはじめて知ったのはたしか3年位前の日本のテレビで、今まで美術をやったことのないおばさん(失礼)が突然絵を描き始めアーティストに変身という話をやっていたと思う。
 先月北京の798芸術区を訪れたところ郭鳳怡さんの個展をやっていてたくさんの長ーい紙におびただしい数の線の作品を生で見て衝撃を受けたというかすごいパワフル!と思ったわけです。しかも、横浜トリエンナーレのキャプションには郭鳳怡には超能力があり(ほんとか?)風水的意味合いを持った絵であるとか書いてあって更にびっくり。個人的には要注意!な人物なのです。

 こういうアウトサイダーアートにはしばしば素晴らしいものがあるので興味深い分野です。
アウトサイダーアートの定義とは↓

(1)背景:過去に芸術家としての訓練を受けていないこと。
(2)創作動機:芸術家としての名声を得ることでなく、あくまでも自発的であること。 (他者への公開を目的としなければ、さらに望ましい) 
(3)創作手法:創作の過程で、過去や現在における芸術のモードに影響を受けていないこと。

だそうです。参考ページhttp://outsiderart.ld.infoseek.co.jp/

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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