龍美術館 LONG MUSEUM 上海アート情報2018-2

龍美術館 LONG MUSEUM 上海アート情報2018-2  Hidemi Shimura

上海の黄浦江の西側と東側の両方にある龍美術館 LONG MUSEUM。非常に大きな建物ですが、なんと個人のアートコレクターによって建てられた美術館です。

今回行ったのは西館の方です。「東方気質」という日中韓3か国の現代美術の収蔵品展と「蒋廷锡《百种牡丹谱》」という17世紀の牡丹ばかり描いていたらしい画家の展示の2つでした。入場料は40元。

上海は冬は基本的にオフシーズンだというのと、今年は旧正月が2月16日で通常より遅く、2月末まで休みだった人も結構いて、3月初めはまだ正月気分が抜けない感じですので、展示も少なめでした。スタッフに聞いた話によるとこれから展示設置して3月24日からまた新しい展示が2つ新たに始まるとの事。
あと、私立の美術館は展示の内容によって入場料がその都度変わりますので、高い時と安い時があります。稀にですが高い時は100元超える事もあります。

「東方気質」の展示の方は、日中韓の作品を国ごとに分けるのではなく、交互に展示されていてその配置が面白い感じでした。
収蔵作品展なのに結構くまなく作品を網羅していて、「ここのオーナーは作品を本当にたくさん所有しているんだなあ。」と思いました。

今は冬なので風が強く寒いですが、この美術館は黄浦江のすぐ横にあるので、暖かい季節なら外でベンチに座ったりして黄浦江を行きかう船を眺めたりしても面白いと思います。

龍美術館 LONG MUSEUM 上海アート情報2018-2  Hidemi Shimura
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現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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