展示のお知らせです。3月6日(土)~7日(日)にタグボートアートフェアに出展いたします。
ギャラリータグボートの取り扱い作家61名が一堂に展示するイベントです。
通常のアートフェアと何が違うかというと、通常のアートフェアはギャラリー単位でないと出展できないもの、アーティスト個人でも出展できるもの、の2種類があります。いずれの場合も出展希望のギャラリーやアーティストがブースの出展料を支払いブースを借りて参加するという形式になります。
今回のアートフェアは、ギャラリータグボートという1つのギャラリーのみによって開催されるアートフェアであること、会場代はギャラリータグボートが全て負担しているため出展アーティストへの負担が無いこと、それぞれのアーティストが大体畳8畳分くらいずつ以上のスペースが与えられているため、61個分の個展が一箇所に集まったような非常に見ごたえのあるイベントになる事間違いなしです。
日程
2021.3.6 (土) 11:00 – 19:00
2021.3.7 (日) 11:00 – 18:00
※緊急事態宣言中のため、入場者を通常の半分程度に制限しての開催となりますが通常通り行われます。
会場
東京都港区海岸1-7-1
東京ポートシティ竹芝
東京都立産業貿易センター浜松町館 3F
入場料
1,000円(学生無料)
※こちらのリンク先より無料のチケットを登録できますので、是非ご利用ください。
私は「NEW WORLD -and life goes on-(新世界 -そして人生はつづく)」というタイトルで、インスタレーションと平面作品7点を一緒に展示します。
私は常々現代美術ってコンセプトが難しくて分かりにくいけどどうにかならないだろうか?と思っていて、3年位前から平面作品の横にコンセプトを表現するインスタレーション風作品を展示するという方法を試みていて、作品が理解しやすくなったと好評を得ています。
でも、インスタレーション風の展示はそれなりのスペースが必要なので、中々出来る機会は少なく、今回のような個展形式の展示で無いと難しいのです。
今回の作品は特にコロナ禍の中で見えてきた人間の脆さにフォーカスしていますが、決して弱さを批判しているのではなく、今まで特に日本人はがむしゃらに頑張ってきたけれども、これからは自分自身の弱さも認めた上で、それぞれが自分に合った生きるペースを見つけた新しい世界を見てみたいという願いが込められています。
作品のコンセプト詳細はこちらのリンク先より見てみて下さい。
今回は私の念願であるネオン管ライトを展示の一部に使用するので、制作を Neon Studio Light さんにお願いしているので楽しみです。
他にも今回は蓄光塗料を使った暗くなると文字が浮かび上がる作品のため、調光システムを使用し、照明がゆっくり点滅する効果付きで、色々新しい試みが盛りだくさんでちょっと緊張しますが、設営の日まで引き続き準備を進めていきたいと思います!
展示イメージCG ライトが明るい時
展示イメージCG ライトが暗い時
以下、展示する平面作品7点の画像です。
ぐちゃぐちゃした部分は、和紙をミシンで何度も何度も縫い、色水で洗って干すという方法で出来ています。和紙は水に溶けるので、糸が密な部分は残り、疎な部分は溶けて隙間が出来ます。インスタレーションの壁部分にはこの和紙のパーツのすごく大きいものを貼ります。それに、シルクの糸をまっすぐぴんと張ったものが組み合わせって一つの作品となっています。
Boundaries -weakness-
Boundaries -violence-
Boundaries -sorrow-
Boundaries -greedy-
Boundaries -ego centric-
Boundaries -anxiety-
Boundaries -chaotic water flow-
この作品は、カオスがテーマで、とにかく複雑で細かいものを作ってみたかったので、ものすごい量の糸が入り組んでいます。