ダメダメなアートディーラーの見分け方 PartⅠ

またまたこちらの記事より要約 http://www.artbusiness.com/artists.html

ほとんどのギャラリーやアートディーラーはきちんとしていて信頼に値するのですが、やはり中にはダメなのも混じってます。今回はその見分け方を説明します。

不思議なことに彼らはアーティストを騙して評判に傷がつけば結果的に自分たちも生きていけないということに気付いていないようです。アートディーラーはアーティストとアートなしには生きていけないはずなのですが…

1、相手があなたのことをプロとして尊敬を込めて扱ってくれない場合
いかに自分のギャラリーが力があるかということを切々と説くことによってあなたがまるで重要な存在ではないかのような感じを抱かせるとき

2、契約書にサインさせようとしてやたらと好条件を出してくるギャラリー
歴史の浅いギャラリーにしては、ありえない好条件の個展、アートフェアへの出展、作品を高値で販売、などをオファーしてくる場合。新しい話題のアートエリアに出来た新しいギャラリーは今はうまく行っていても将来のビジョンを持ってなかったりするので要注意。

3、細かい仕事内容について説明を嫌がるようなギャラリー
どのようにプロモーションして作品を売っていくつもりか、売り上げの支払いについてなどについて詳しい説明をしないで、すべてギャラリー側の思い通りにしようという意図が見える場合。中にはアーティストは頭が悪くてビジネスに関する話は理解できないと思い込んでる人もいるので要注意。

4、作品をやたらと高い値段で売ろうとするギャラリー
急に値段が上がった作品は最初のうちはコレクターが物珍しさから買うが、結局興味が長続きしないのでまた下落する可能性が高い。アーティストの実績に見合わない値段をつけるギャラリーは結局一時的にお金を儲けたいだけでその後の責任は取る気はない。

5、経営難により支払いが遅れ始めるギャラリー
例えば、次の入金が入ったら支払うからとかいい訳を言って支払いを遅らせるギャラリーからは少しずつ逃げる準備をしておきましょう

引き続きパートⅡに続く…

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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