昨日日本現代美術界の流通機構について考えてみよう!とか書いちゃったけど大変なテーマだ…
美術作品を販売する場所として始めに思い浮かぶのがギャラリーだと思う。しかし、ギャラリー沢山ありすぎて展示してる人の誰が本気でアーティストで誰が趣味でやってるのかパッと見わかり辛い。せっかく作品を買っても作者があっさりアーティストを辞めてしまったら今後の値上がりも望めないわけで、制作者の本気度数を知ることは作品購入の際の重要な基準となるわけです。
ギャラリーにはコマーシャルギャラリー(商業画廊)と貸し画廊の2種類があり、作品を購入するなら前者から買うほうがよい。なぜなら貸し画廊はギャラリーのレンタル代で収入を得ることが出来るが、コマーシャルギャラリーは作品の販売がないと収入がないので売ることに対してより真剣な訳で、既にある程度の経歴があり(=一生アーティストでいる意思があるということ)、将来有望であると認められた人の作品しか展示しないからです。もちろん貸し画廊でも良い作品が見つかることはありますが、今回はあくまでも投資として作品を買う場合にてっとり早い方法を書いているので。
この2種類のギャラリーの違いは駆け出しのアーティストにとっても非常に重要で、自分の本気度数を示すのならコマーシャルギャラリーで展示するのが効果的。(審査が厳しく展示してもらえるまでかなりの努力を要する道のりだけど…日本にはコマーシャルギャラリーって少ないのです。)。間違っても趣味で通うカルチャーセンターの手芸教室とかが展示するようなギャラリーで個展を開いてはイメージダウンで逆効果なので良くない!
注:手芸教室は好きです。刺繍とか大好きだから。とか良い人ぶってみる…
つづく…