ケ・ブランリ美術館① パトリック・ブラン氏の垂直庭園 -Patrick Blanc’s vertical garden-

ケ・ブランリ美術館① パトリック・ブラン氏の垂直庭園 -Patrick Blanc's vertical garden- vertical garden, Paris, contemporaryart Hidemi Shimura

2年前の事ですが、展示でパリに行った時に訪れたケ・ブランリ美術館の事をいつか書こうと思って書いていなかったので、書きます。

私がここに行きたかった理由は:

  1. 植物学者でありアーティストでもあるパトリック・ブラン氏の垂直庭園(Vertical Garden)がある
  2. 私が好きな原始美術(プリミティブアート)に関する膨大なコレクションを所有する美術館である
  3. どうやら建物がカッコいいらしい

等です。

実際に行ってみて、私にとってはパリでダントツ1位の美術館になりました。絶対におすすめです。かなりボリュームがあるので、1日中滞在する事をおすすめします。
行った時にやっていた企画展「Black Indians」も非常に良かったので、この美術館について3回に分けて書きます。

まずは垂直庭園について、この建物は道路側にあるので、美術館に入らなくても見ることが出来ます。
私が行った日はあいにく雨だったのですが、植物が雨に濡れていて綺麗でした。近くで見ると、本当に多種多様な植物が植えられているのが分かります。

以下、撮った写真をざっと載せますのでお楽しみください。(クリックすると拡大されます)

植物をどのように植えるのかが気になっていたのですが、ちょうど一部分剥げて?いる部分があり、詳細を見ることが出来ました。
切り込みを入れた麻布のようなものの中に、土が入っていますが、たぶん土が下に落ちて行ってしまわないように何か工夫がされているのだろうなと思います。
パイプのようなものが通っているので、これで水やりをしているのか?それとも布を支えるためのものなのか?謎です。

これは、自分の家の壁にもつけてみたいですが、たぶん外壁の素材も土の重さに耐えられ・防水効果の高いものにする必要があるのだろうなと思いました。
家の外壁修理が必要な折に再検討してみたいと思います。

次はケ・ブランリ美術館のコレクション展について書きます。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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