美術作家という職業をしているのにこういうことを言うのははばかられますが、西洋の宗教画などにはそれほど興味がなく、(もちろん宗教画でも好きな絵もたくさんあるけど)大理石の彫刻たちも決して嫌いではないけど熱心に見るほどではないのです。でもこういう人結構たくさんいるのではないでしょうか?
さてせっかくパリに来たからとルーヴル美術館に来てはみたけど油絵と彫刻ばかり見過ぎて気分転換したいー!という人はDENON館の地下にある原始ギリシャコーナーがおすすめです。ギリシャ文字が刻まれた石のプレートや人がまだちゃんと人の形をしていないころの彫刻はなんともモダンでかっこよく現代美術作品のようです。私的にはこれを見ただけでもパリに来たかいがあった!と思いました。