上海正大広場のレゴ展「積木狂想季 The art of the brick-」

上海正大広場のレゴ展「積木狂想季 The art of the brick-」  Hidemi Shimura

10月27日まで上海浦東陆家嘴駅の正大広場(Super Brand Mall・東方明珠塔向かい)9階にて「積木狂想季 -The art of the brick-」展やってます。
NYのLEGOアーティストNathan・Sawayaさんのレゴで作った作品たちが展示されています。

私10月1日の国慶節(中国の建国記念日)に行ってしまったので、地下鉄駅から東方明珠塔のまわりはひどく混んでいて正大広場まで着くのに一苦労みたいな感じでした。でも、展示会場は9階にあるし入場料が50元(約800円)と中国にしてはかなり高いので混んでません。休日はどこに行っても人ごみで困ってるご家族連れにもおすすめです。

会場に入るとまずは兵馬俑があり、まずは人・物など親しみのあるものに始まり、段々アート色の強い作品へと続いていきます。子供にはちょっと難解な作品もあったかもしれないけど自分も持ってるレゴでLEGOでこういうのも作れるんだと知って、もしかしたら自分にも作れるかもしれないと思うことは大事だと思います。

私は大のLEGO好きなのでこの展示を見て「自分にだって作れるもん」と思ったりしました。実は美術館とかに行って「こんなの自分にも作れるわ」と思うのは正しい感じ方であり、それが自分も何か作ってみようと思う源になるのでとてもよい事なのです。基本的にアーティストというのは、本当は誰にでも出来るのに時間がなかったりして他の人が出来ない事を敢えて代わりにやって作品にしているだけに過ぎないと私は常々思っています。

会場では、LEGO社が誕生してから発展するまでの経緯を3DCGで作ったアニメーションも見られます。普通にCG映画として上映しても良いくらいのクオリティでよく出来てました。さすがLEGO社は細かいところまでこだわってます。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
記事一覧 Website Instagram