弥勒=布袋?

弥勒=布袋? ただのメモ Hidemi Shimura
弥勒菩薩といえばあの弥勒菩薩(右)
しかし、京都府宇治市の万福寺にある別の弥勒菩薩(左)は布袋の姿をしている。
なぜかというと中国では布袋は弥勒菩薩の生まれ変わりということになっているからだそうだ。
 とある中国の僧、太鼓腹で住所不定、言うことはでたらめばかり、いつも大きな袋を持って物乞いをしていたため布袋和尚と呼ばれていた。しかし、和尚の臨終の際の辞世の言葉により実は弥勒菩薩の生まれ変わりであった事が判明。という言い伝えからきているらしい。
 ちなみに、布袋の大きな腹の中には苦しみや悲しみがつまっており、すべての苦しみや悲しみを腹の中に納めつつこの世を笑って生きぬくバイタリティあふれる姿を表現しているらしい。ちょっといい話。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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