弥勒菩薩といえばあの弥勒菩薩(右)
しかし、京都府宇治市の万福寺にある別の弥勒菩薩(左)は布袋の姿をしている。
なぜかというと中国では布袋は弥勒菩薩の生まれ変わりということになっているからだそうだ。
とある中国の僧、太鼓腹で住所不定、言うことはでたらめばかり、いつも大きな袋を持って物乞いをしていたため布袋和尚と呼ばれていた。しかし、和尚の臨終の際の辞世の言葉により実は弥勒菩薩の生まれ変わりであった事が判明。という言い伝えからきているらしい。
ちなみに、布袋の大きな腹の中には苦しみや悲しみがつまっており、すべての苦しみや悲しみを腹の中に納めつつこの世を笑って生きぬくバイタリティあふれる姿を表現しているらしい。ちょっといい話。