またまたこのサイトの記事から要約 http://www.artbusiness.com/artists.html
結構似たような内容が繰り返し書かれてたりするから主要な部分は読み終わった感じかも。
Q : 私の作品を見て感想を聞かせてください。私のウェブサイトについてもどう思いますか?全国的、国際的に展示していきたいです。エージェントやディーラーのリストはもらえますか?私の作品を扱ってもらえますか?
A : 私のような仕事をしているとこういうメールを良く受け取りますが返事が返ってくる確立はほとんどないでしょう。あなたと面識のない人がわざわざ時間を裂いてあなたの作品やサイトを見てくれる確立はほとんどないです。
そのようなメールをたくさん出すよりもどうしたら作品を売ることが出来るのかを研究したほうが役に立ちます。ギャラリーやディーラーは売れる作品しか扱いません。なぜなら売れなければ商売を続けていけないからである。(a)作品を売るのはとても難しい、(b)アーティストとして生計を立てるのもとても難しい、(c)アーティストとして生計を立てるには作品を制作するのと同じくらい作品を売ることが重要である、と言えます。
時々なぜこんなに多くのアーティストがアートビジネスについて知らないのかと不思議に思う。行き着く答えは-「アートスクール」だ。
あなたがアートスクールに行くのは売れるのに十分なクオリティの作品を作れるようになるためでしょう。美術教育を受ければアーティストになれると信じて行くのでしょう。
最近のそこそこの美術教育は(一年で?)10万ドル位かかる。アートスクールはアーティストとして生計を立てるのが大変であること、作品を売るのが大変であるということを公にすると生徒が減ってしまうのでそれらについては一切触れない。
あるアートスクールは美術作品を作るのは純粋な行為であるべきでお金を稼ぐ事とは切り離して考えるべきで、作品を売るのは不敬なことでアーティストとしての質を落とすとさえ言う。もしあなたが作品を売ることが出来なかったら、作品を作り続けることも出来ないということには絶対に言わない。
アートスクールがいかにして作品を売るかというアートビジネスのプロによるコースを提供しない限り、あなたはそれを自分自身で学ばなければならない。もし作品を売るのが難しかったら、自分でどうすればいいか学んだり、アートビジネス関係者に教えてもらうことも出来る。大事なのは、作品の売り方を覚える事があなたのアーティストとしてのクリエイティビティを損なうことは決して無いという点である。たとえアートビジネスを学ぶために何ドルか払ったとしても、アートスクールにかけたお金に比べたらちっぽけなものである。
また、ポートフォリオをあちこちの人に見せて回るより、アーティストとしての日々の進歩が大切である。まずは、自分が住んでいる場所での作品制作と販売努力に的を絞ろう(全国レベル、国際レベルの展示はもう少し待とう)。作品制作、展示、人の意見を聞く、人々が作品のどんな部分を好むのか、値段はどれくらいにしたらいいのか、いつでもどこでも機会があるごとに展示する。この過程で、多くの人に出会い、コネクションができて、さらに人を紹介してもらえたりする。これがギャラリー、ディーラー、売り上げ、などを得る手段であり、アートビジネスの仕組みである。
更に学ぶべきこと
作品について人々に対して分かりやすい言葉で書いたり話したりすること
値段の付け方となぜその値段なのかの明確な理由
どうすれば人々が作品を気に入って所有する価値のあるものだと思うのか
人に作品を批判されたときにどう答えるか
どれくらいの作品があれば展示、販売するのに十分なのか
買い手に対してもっとも魅力的な展示の仕方とは
買い手にとって魅力的に見えるような文書(カタログとか?)の作り方
作品を欲しがっている人のすべてが作品を購入できるようにすること(幅広い価格帯の作品を準備する)
ギャラリー以外の場所で作品を販売するには
あなたの作品が一般的にギャラリーが扱うような作品ではない場合、どうやって販売するか
ギャラリー以外の市場をどうやって得るか
作品と他のものやサービスと物々交換する方法
作品販売の機会を損ねることなしにあなたと作品をプレゼンする方法
最後に、それぞれのアーティストに合ったそれぞれの方法があって当たり前だと言う事を忘れないように。