金と女とアーティスト 江戸を参考に考える

 杉浦日向子「江戸塾」PHP文庫 によると江戸時代女が強かったのは単に女が少なかったからというだけではなくみんな働いていて経済的に自立していたかららしい。女の方がお金にはきっちりしていて一文の得にもならないことはやらないわ!って感じだったみたい。やっぱり本来女の人のほうが実利的な性格なところがあるよねー。
 そのぶん男がたくさん働く必要が無くて時間が余っていたし、ずーっと戦争も無かったから食べ物も豊富でちょっと働けば楽に暮らせた事が江戸の文化が発達した所以らしい。

 なんでいきなりこんな事書いたかというとしばらくボランティア的な頼まれ事に時間を取られていて(こんだけ時間かかるんなら報酬欲しいよなー)とやっぱり思ったりもしたわけで、でもそういう考えってケチくさいのか?とかアーティストがお金の事を言い過ぎるのはいかんではないのか?とも思ったりもしていて

 しかし、この本を読んで私だって女ですから実利主義で当たり前だもんねと思った。人間は以外と少ないお金でも暮らしていけるって知ってるけど、共有財産制な国にでも引っ越さない限りアーティストといえど多少なりともお金は必要なのね。
 そして専業的アーティストな人は作品を売って生計を立てていかねばならないわけです。そして作品を作るにはそれなりに時間がかかるわけです。万人にとって「時は金なり」なのです。

 ぐちゃぐちゃな内容になってしまいましたが要するに明日からまた仕切りなおして制作活動に没頭するわって事でございます。
 
 

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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