祈商売繁盛-酉の市で熊手を買う

祈商売繁盛-酉の市で熊手を買う  Hidemi Shimura

27日に練馬の大鳥神社へ熊手を買いに行ってきました。元々熊手についてはあまり知らなかったのですが、電車で酉の市の広告を見て面白そうだから行ってみようと思った次第です。

熊手についてはこちらの記事が分かりやすく説明してくれてますが、商売を始めた年に最初に小さいのを買って毎年一回りずつ大きいのを買っていって、最後には最大のものを買うことになるという仕組みです。買った熊手は次の年に同じお店に返すそうですが、1年間無事に商売が出来て今年も再会出来ましたねという意味なんだそうです。

私はまず2番めに小さい熊手を買ってみました。来年は一回り大きいのを買って、何年後か分かりませんが、ゆくゆくは一番大きいのを買えるようになるでしょう。

熊手なんか買ってアーティストのくせに商業主義!とか思う人もいるかもしれませんが、確かに私はアーティストっていうのは単なる職業の一つにすぎない(製造業に当てはまる)と思ってるので、結構商業主義と言えるかも知れません。とは言え、工芸品好きな私としては、作ったお店によって毎年デザインの違う熊手は興味深く単純にいつか大きいのが欲しい!と思ったわけです。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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