慣れてきたらしく巻くのが早くなってきました。
作品の材料には中国江蘇省蘇州特産のシルクの刺繍糸を使っています。
前に蘇州で展示した時に見に来てくれた地元の人が、「うちの母は蘇州刺繍の職人なので家にも糸がたくさんあったよ。手が荒れると刺繍できないから母は家事は一切やらないねー。」と言ってました。
確かにこの糸は特にデリケートですぐに毛羽立ってしまうので扱いにくいです。指先がちょっとでもささくれだっていると引っかかるので、ちょっとイライラする時もあります。
でも、糸を扱っている間に気づかないうちにささくれがなくなって指先がすべすべになってます。たぶんシルク効果なのでしょう。
蘇州のすごい刺繍職人が作る刺繍は細かくて(1本の糸を更に裂いて更に細くして使ったりもするらしい)色が綺麗でなんとも言えぬ光沢がありほんとうに素晴らしいです。蘇州に行く機会があったら是非「刺繍博物館」を訪れてみてください。
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