革命家というお仕事

 モーターサイクルダイアリーズを観て思ったのですが、革命家という人って一体いつから革命家という肩書きになるんでしょう。革命家を目指した時から?1つ革命に成功してから?後から誰かに「あいつは一人前の革命家だ!」と言われてから?

 ちなみにアーティストの場合は自分は今日からアーティストだ!と思ったときからアーティストなんだそうな(ってかれこれ10年近く前にとあるギャラリーのオーナーさんに言われたよ)。もし今日から弁護士目指すぞって決めた人が弁護士を名乗っちゃったら大問題なのに。
 何を持ってアートとするかの基準は難しく、万人共通の確固たる判断基準は永遠に存在し得ないだろう。美術の中でも特に現代美術はなんでもありとされがちだが、もっともらしいコンセプトさえつければなんでも(へたくそでも美しくなくても)モダンアートになっちゃうと思っている人が(アーティストの中にもごくたまーに!)いるのはちょっと困りもの、だと私は思う。まあ、八百屋にも色々あるようにいろんなバリエーションがあって当たり前なんだけど。

 ところでモーターサイクルダイアリーズには家のすれすれを通っていく小さくていい感じのケーブルカーが出てくるのだが、あれはチリのバルパライソにあるアセンソールというのらしい。いつか乗ってみたい。
 二人の旅の軌跡を地図にしてあるページも発見

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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