ルーヴル美術館 の隠れた楽しみ その1

ルーヴル美術館 の隠れた楽しみ その1 パリ, Paris Hidemi Shimura
 美術作家という職業をしているのにこういうことを言うのははばかられますが、西洋の宗教画などにはそれほど興味がなく、(もちろん宗教画でも好きな絵もたくさんあるけど)大理石の彫刻たちも決して嫌いではないけど熱心に見るほどではないのです。でもこういう人結構たくさんいるのではないでしょうか?
 さてせっかくパリに来たからとルーヴル美術館に来てはみたけど油絵と彫刻ばかり見過ぎて気分転換したいー!という人はDENON館の地下にある原始ギリシャコーナーがおすすめです。ギリシャ文字が刻まれた石のプレートや人がまだちゃんと人の形をしていないころの彫刻はなんともモダンでかっこよく現代美術作品のようです。私的にはこれを見ただけでもパリに来たかいがあった!と思いました。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
記事一覧 Website Instagram