上海昼のお散歩編と家探しの思い出 

上海昼のお散歩編と家探しの思い出   Hidemi Shimura

上海で材料を買いに布市場に行く必要があったため、その付近を少しぶらぶらしました。ここは豫園の南側、生粋の上海人が住んでいる下町です。ただ、次第に再開発のための取り壊しが進んでおり、この光景もいつまであるか分かりません。

私が以前上海に住んでいた時、引っ越しのため家を探していて、豫園付近の家に下見に来た時の事。3階にあった部屋で建物は古いけど内装が綺麗で気に入ったのですが、窓から外を見てみてびっくり!東側の窓から黄浦江(上海の真ん中を流れる川)までの家が全部取り壊されていてがれきの山になっていたのです!
そこで、大家さんの老夫婦に「この家ももうすぐ壊されちゃったりしないのか?」と聞いてみたところ「うちは大丈夫!」と言っていて、本当かなあ?と思いました。
結局その家は、先に見た人が手付金を払っていて私が住むことはなかったし、その後幸い元フランス租界エリアの便利な所にお手頃価格の良い部屋が見つかりました。

上海に住む外国人は、いかにも上海っぽい古い建物で内装がちょっとキレイにしてある部屋を好んで住むことが多いのですが、最近は古い家がだんだん減っているし、不動産価格が上がってしまっていて、部屋探しも中々大変なようです。

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現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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