私は主に、アクリル板やアクリル棒に刺繍糸を巻き付けてカラフルな作品を作っています。色の組み合わせは、私たちを取り巻く世界を表現しています。近くで見ると、通常人々が一緒に使うことのない不釣り合いな色同士が隣り合って配置されていいたりします。この世界は、さまざまな人々や雑多なもので満ちています。一見すると混沌として見えますが、距離を置いて見ると、予期せぬ調和・美しさを発見できます。このように、私の作品は、私たちを取り巻く世界と人々の日常生活の関係を表現しています。
私は約7年間、日本の仮想敵国である中国に住んでいました。その間、表面的には相容れない人々や物同士の調和に気づくようになりました。日本と中国は正反対であり、最初は生活がとても困難でした。しかし、ある時から、正反対であるからこそ、一緒に何かを成し遂げたときに意味のある結果を達成できる時もあるという事に気づきました。
その後、私はより幅広い考え方や文化の違いを受け入れることができるようになり、生きるのがとても楽になりました。私の作品の意図の一つは、不釣り合いな調和を通じて、人々にそのような疑似体験をしてもらうことです。