【続報:首謀者起訴!】暗号資産(仮想通貨)で作品を取り扱われそうになったらどうすればいいのか?

【続報:首謀者起訴!】暗号資産(仮想通貨)で作品を取り扱われそうになったらどうすればいいのか?  Hidemi Shimura

以前以下の2つの記事を書いた件、首謀者が起訴されたようです。
暗号資産(仮想通貨)で作品を取り扱われそうになったらどうすればいいのか?
【続報:首謀者逮捕!】暗号資産(仮想通貨)で作品を取り扱われそうになったらどうすればいいのか?

ざっくり説明すると、とあるギャラリーが、アーティストへの作品の売り上げを換金もビットコインへ変えることも出来ない仮想通貨(WFCAという謎の通貨)で支払ってしまっており、もらったアーティストたちは困っているという経緯です。

正直言って、この首謀者の方が今後どうなろうと私はあまり興味はありません。
ただ、作品の売り上げを3年も前から受け取ることが出来ずに困っているアーティスト達がいるのは事実で、作品の売り上げはきちんと現金で清算していただきたいです。

私はこのギャラリーとは既に縁を切っており、直接の被害者ではないので関係ないと言えばないです。
もし金額が数十万程度で、オーナーも支払おうと努力をしているのであれば、私も怒ったりしません。
実際、このまま誰も何も言わなければ、表面上は何事もなかった事になり、ギャラリーも営業を続けるでしょう。
ただ、今回は被害額が大きく、この件に関してオーナーから全く説明も謝罪も無く、問題が大きいので看過出来ません。

滅多にないとは思うのですが、これを見たアーティストの方たちが今後同じような事態に遭遇した場合、私が書いたことが参考になれば良いなと思います。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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