郭鳳怡 グォフォンイー

 横浜トリエンナーレでの郭鳳怡(グォフォンイー)さんの作品。写真では分からないかもしれませんがこの絵はふつうのボールペンくらいの細さのペンによる無数の線によって描かれています。しかもけっこう長ーい紙に描かれていてそれはそれは気の遠くなる作業なのです。
 郭鳳怡さんのことをはじめて知ったのはたしか3年位前の日本のテレビで、今まで美術をやったことのないおばさん(失礼)が突然絵を描き始めアーティストに変身という話をやっていたと思う。
 先月北京の798芸術区を訪れたところ郭鳳怡さんの個展をやっていてたくさんの長ーい紙におびただしい数の線の作品を生で見て衝撃を受けたというかすごいパワフル!と思ったわけです。しかも、横浜トリエンナーレのキャプションには郭鳳怡には超能力があり(ほんとか?)風水的意味合いを持った絵であるとか書いてあって更にびっくり。個人的には要注意!な人物なのです。

 こういうアウトサイダーアートにはしばしば素晴らしいものがあるので興味深い分野です。
アウトサイダーアートの定義とは↓

(1)背景:過去に芸術家としての訓練を受けていないこと。
(2)創作動機:芸術家としての名声を得ることでなく、あくまでも自発的であること。 (他者への公開を目的としなければ、さらに望ましい) 
(3)創作手法:創作の過程で、過去や現在における芸術のモードに影響を受けていないこと。

だそうです。参考ページhttp://outsiderart.ld.infoseek.co.jp/