海外にいる日本人が出来る事は何だろう?

ここ中国でもテレビでずーっと日本のニュースをやっています。
ネットニュースも見ながらテレビもずーっと見ています。

私は上海に住んでいて家族も友達も親戚も無事だったのに、それでもとても不安で良く眠れないのに今日本にいるみんなはどんなにか不安で辛い思いをしているだろう…

しかし、前からチケットを取ってあったので私も明後日から4/8まで日本(埼玉)に一時帰国します。
正直言ってキャンセルしようかどうしようか考えましたが、今日本はどういう雰囲気なのか?生活の中で具体的にどんな不便があるのか?を知りたいと思って帰ることにしました。

そして、次に上海に帰ったらチャリティイベントやります。やはり、アーティストという一見なんの役にも立たない職業はこういういざというときのためにこそあるのではないかと最近改めて考えた次第です。しかし、上海に住んでいる日本人アーティストは知る限りでは私一人…若干不安だけど魔都上海の魔力を借りてやってみましょう。

で、具体的にどうやったら一番良いのか日本にいる間に考えます。
一番良いのは募金なんだろうけど、中国という”世界の工場”に住んでいる身としては中国で割安で調達した物資を送るっていうやり方もあるのではないかと…

今回の復興には時間がかかりそうだし、私を始め海外のあちこちに住んでいる日本人が外から日本をサポートしていくこと&住んでる国からの日本へのサポートの窓口になる事が必要になってくると思う。よく外国人からは「日本人の控えめさ故に何を欲しているのかが分かりにくい」っていう評価を聞くけど、今回くらいはちょっと図々しくなって何が必要なのかはっきり言ってみてもいいんじゃないのかなあ。

私の両親含む戦後の復興を体験した世代って心身ともにたくましいなあと常々思うのですが、今回の危機を乗り越えたら日本人はかならずもっと強くなります。

現代美術作家 シムラヒデミ
主に刺繍糸を素材に作品を制作するアーティスト。大学でファッションデザインを専攻、卒業後3DCG制作の仕事に就く。
2005年より現代美術作家としての活動を開始。デビュー直後にパリで個展を開催する等順調に海外での活動を広げる。2006年より社員旅行をきっかけに好きになった街、上海へ移住。それほど長く住むつもりではなかったものの、リーマンショックによる画廊閉鎖など予想外の展開に翻弄され、7年近く住んでしまう。
2013年12月日本帰国、埼玉県所沢市在住。引き続き現代美術作家として活動。現在、2025年のアーティスト活動20周年の為に作品を作り溜めている。

このブログではアート・文化・歴史に関する考察、自身の活動報告等を投稿しています。
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