1月に母が亡くなったときに「母の死とひまわりの花」という記事を書きました。あの頃しばらくどういうわけかTears for Fearsの”Sowing the seeds of love”という曲が頻繁に頭の中で流れるようになり、YoutubeでMVを見てみたら↓最後の方にひまわりの花が出てきたのです。歌詞にも”I Love a Sunflower”と出てきます。
私はこの曲はずっと思い出すこともなかったので、人の記憶力って怖い!と改めて思いました。
最近の私の新シリーズに「記憶の痕跡 -Memory Engrams-」というものがあり、これは脳の奥深くにある神経細胞に記録された記憶の断片が、ある風景や音、匂い、触覚など、何らかの刺激により思い出されるという事をテーマにしています。今回のひまわりの件はまさにこのテーマを彷彿とさせ、やっぱり人間の脳というのは計り知れないと思いました。
“Sowing the seeds of love”とは「愛の種をまく」という意味で、歌詞の内容に反体制的な主張が込められており、たぶんTears for Fearsが他の曲が大ヒットして人気が出た後に自由に好きな事をやってみよう!と思って作ったのではないかと思うのですが、MVも改めて見るとモンティパイソンっぽくアナログでSF感があり、良い感じです。
しかもこの2人はまだ現役で活動していて、年は取りましたが溌溂としていてとてもカッコ良くなっていました。まさに理想的な年の取り方だなあと思います。