Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • 不景気に作品を売ること 2011-03-04 またまたこちらから要約 http://www.artbusiness.com/artists.html  普通の状態でも作品を売るのは難しいことであり、不景気ならば尚更である。しかしアーティストとして生き残るために逆境の中でも生き抜く方法を見つけなければならない。どうしたらよいのか考えてみよう。 作品価格の調整  作品の売れ行きが悪くなって困っているアーティストに提案するのは作品の価格の見直しである。もっとも私がこれを言うとディーラーやアーティストなどみんなから「値段を下げる!とんでもない!」という反応をされる。 美術作品も他のものと同じ商品の一つであり、値段も変動するものである。常に上昇し続けるとは限らず、下がることもある。お金の流れがスムーズで供給が安定しているときには値段が上がる、お金の流れが滞り倉庫に作品が溜まりがちになると値段は下がる。 最近ではデパートではバーゲンがおき、車も家の値段も下がっている。商売人は生き残るために何をするべきか分かっている。彼らのすることから学ぼう。作品の値段を下げることにより単純にあなたの作品が買い手にとって魅力的になる。厳しい時期には厳しい判断が必要な時もある。これは単純でなにも難しいことではない。 そして、作品の値段とアーティストとしての価値が同等だと思ってはいけない。それはただの記念碑的なエゴの塊であるだけでなく、上がり下がりの激しいアート業界で生き延びる能力を損ねる考え方である。もしあなたに$2,000の作品があったとして値段を$1,200に下げたとしても同じ作品だし、あなたは同じアーティストのままである。 「でもどうして作品の値段を下げたのかどう説明したらいいの?」とあなたは聞くだろう。しかし、不動産や株や他のものの値段が下がったのと同じ説明の仕方—最近の不景気のせい–で十分である。  そして今あなたの作品の値段がお手ごろ価格になったからといってそれがまた元に戻らないということではない。例えば、あなたの作品を愛するコレクターが不景気でも作品を買い続けることが出来るように値段を下げたのだと説明しよう。これは今だけの一時的な措置でずっと続くわけではない、つまり今があなたの作品を買うのに一番良い時期なのである。こんな説明はどうだろう?  ギャラリーでも似た様な説明をできる–「値下げは一時的なもので、今は難しい時代だけどみんながアートを好きなのは分かっているのでそれに答えて、みなさんのコレクションを充実させるために、作品の値段を一定期間だけ下げました。」など。  作品の価格も需要と供給と経済状況によって変化するという事実を一度受け入れたら、あなたのアーティストとしての暮らしは楽になるだろう。何十年も市場を研究して価格の変動を見てきた私を信じて欲しい。他の人が経済的に苦しい時にも、作品の価格が同じか上がり続けると思ってはいけないし、不況時には人々は本当に良いものにしかお金を使わない。だから、必要ならば作品の値段を下げてでも、アート業界で生き残れるように準備しておこう。 不況時に収入を生み出すため、その他の価格関連の提案: バイヤーにとって手の届く価格設定、例えば$500以下、時には$200以下など。小さな売り上げでも積み重なればたくさんになるということを忘れないで。 分割払いで売る。10人のバイヤーに毎週$50で販売したら毎月$2000受け取るという事を意味する。 作品をレンタルする。12個の作品を月々$30づつでレンタルしたら毎月$600受け取る事になる。すぐには売れそうにない作品をレンタルしよう。 作品と物々交換。成功しているアーティストは医者、歯医者、食事、日用品、家具、他のアーティストの作品と自分の作品を物々交換している。例えばレストランやカフェに作品を飾る代わりに一ヶ月分タダになるとか。家具や日用品など必要なものと作品を交換するなど。 作品を買おうとしている人がもしかしてあなたが必要としている何かお金の代わりに交換できるものを持っているかもしれないから聞いてみよう。 ※私も作品の値段というものはずっと上がり続けなければいけないと思っていたので、これを読んで気が楽になりました。でも、最後の物々交換のアイディアは中国では無理な気がする…現金主義な国だし…
  • 新しい経済でのアート 2011-03-03 またまたこちらのサイトより http://www.artbusiness.com/artists.html まだ半分も読み終わってません、まだまだ先は長いです。 今回内容が難しいので訳がぎこちなくなっております。 経済の衰退による需要の減少により、車の価格が下落、商品価格の下落、原油価格の下落につながっている…美術作品の価格も例外では無い。そして、人々は本当に価値のあるものにだけお金を使おうとしている。 買い手はどのような価値を求めているのか?卓越性、高品質、生産性、献身的、責任感がある、評判の良い、職人的誇りなどである。 アーティストとして今の難しい時期を乗り越えることが出来たら、あなたの作品がバイヤーたちが求める価値があるということを証明する事になる。そのためにはただ好きだから作っているとか、自分にとって意味があることだからなど以上の意味を作品に持たせる必要がある。アートブームで人々がお金を持っている時代はそれで良かったが、ただアートは格好いいからと気が向いたときに気の向くままに作品を作っていられる時代は終わったのだ。 あなたのアートはサバイバルのために戦わなければならない。なぜそれが所有するに値するものなのかを有形無形問わず、理論的に、哲学的に、コンセプトや理想やインスピレーションや志しが具体的に表現できる方法でバイヤーに伝える方法がある。人々に商品に対してお金を使う気を起こさせるのが難しくなっているので、なぜあなたの作品が誰かの家やオフィスに掛けられる価値があるのか?どのように人々の生活を豊かにするのか?一言で言ってなんの役に立つのか?を伝える必要がある。 バイヤーは最高級なもの–意義、重要性、影響、普遍性、永遠に市場に供給され続けるような安定した品質の作品–を求めている。 アーティストとして自分自身に次の真剣な質問をして、その答えを作品に反映させなければならない。創作活動はこれからも続けるに値する事なのか?あなたのアートはどのようにアート全体の進歩と発展に貢献していくのか?どのように調和、交流、先見性、革新性、新しい視点、素晴らしさなどの実例となりうるのか?どのように人々の苦しみを減らし、生活を満たし、新しくより価値のある方向を示すのか? これらの質問はアーティストだけでなく私たちみんなにとって考える意味のある質問である。なぜなら今すべてが急速に変化していて、5年前の世界とはまったく違った世界になりつつあるから。すべての人々がこれらの質問に対する答えを待ち望んでいる。 最終的な要点は?アーティストとしてのあなたは自分自身を絶対最高の作品を制作することに捧げる必要がある。自分自身を見据えて、何を伝えたいのか、実際どのようにこれらを成し遂げるのか、深遠な事だろうと明確な事だろうと、真剣に考える必要がある。毎日こつこつと働き、品質を向上させ、生産性を向上さ、逆境にいようともアーティストとしての立場に身を置くこと。献身的な鍛錬と真剣さによって、成功のためのチャンスは最大化される。それはとても単純明快で複雑なことではない。 アートは常に価値のあるものであり、高尚で進歩的な美学、風潮、人々が望む理想を表現する。アートは時代に関係なく存在し、才能、輝き、先見性、希望の具体化、信念、信じる勇気を表現する。癒しや美しさを—人々が日常のストレスやプレッシャーから逃げられるオアシスを与える。何があろうと素晴らしいアートは人々を元気付け、励まし、癒す力を持っている。結局、遠くない未来にすべてが再び良くなり、私たちが一時的に失ったものを取り戻す事になるだろう。 ※要するに不景気だけど負けないで作品作り続けようーーという内容のお話でした。
  • ダメダメなアーティストの見分け方 2011-03-02 前はダメダメなアートディーラーの見分け方をこちらのサイトを参考に http://www.artbusiness.com/artists.html 書きましたが、今回は私の独断と偏見で!「ダメダメなアーティストの見分け方」を書きます。 とか言って私も見る人によってはすごくダメダメな感じに見えてると思うけど… 1、展示の準備などの際に自分から積極的に動かない  これ一番重要!今まで会った中でアーティストとしてサバイバル出来てる人は自分からテキパキ体を動かしていくタイプの人たちです。他の人たちが働いてるのをボーっと見てるだけの人は根本的に無理(そんな人いるの?と思うかもしれないけど意外といたりする)。  そもそもなぜ私が貸し画廊という制度が嫌いなのかというと、あれはアーティストから積極性を削ぐような制度だから。「私お金払ってるんだから全部スタッフがやってくれて当然だもんねー」という考えを無意識のうちに抱いてしまい、それを長年続けているとそこから脱却できなくなる気がする、というか実際脱却できてない人に時々会うからこう思ったわけです。 2、展示を見に来た人にいきなり自分の作品について説明し始め、売り込もうとする いわゆる勘違いな必死さというか、空気読めない人というか…作品の説明は作品に興味を持ってくれた人にだけしましょう。 3、アート関係者に会うと唐突に自分を売り込もうとする いわゆるギャラリーのオーナーとかこういうのにはおそらくうんざりしてますし、売り込みに必死になって自分の話ばかりする前にきちんと相手の話を聞きましょう。というか将来一緒に働く相手かも知れないのにあまり知らないうちからよく売り込みトークとか出来るなーと思うけど… 4、作品に対する客観的な視点を持たない 自分の作品は客観的に見てどうなのか?果たしてこのままでいいのか?常に冷静に判断できる目を持ちたいものです。人の意見にもちゃんと聞く耳を持ちたいものです。 5、自分の作風に固執して新しい試みをしようとしない 上とかぶるけど現代美術とは世の流れとともに変化するものだから、常に前へ前へ行きたいものです 6、観光客気分で海外での展示に参加する ごくまれに観光がメインで展示はついで!みたいな態度の人いるけどそれってどうなの?と思うし、そういう人にガイド兼通訳で付き合わされる現地の人はたまったもんじゃないです。 7、アーティストだからって非常識なことをしても許されると思っている アーティストが変人であっても許される時代は残念ながらもう終わりました。そもそもかつての偉大な変人アーティストたちは「変人」だけど作品が素晴らしいから許されたのであって、非常識が先に目立ってて作品がたいした事ない人は救いようがないです…自分が何万人に一人の天才だ!と思ってる人は非常識を貫いてもらってもいいけど… 他にもたくさんありそうだけど私が最近思うのはこんな感じでしょうか。どれもみんな実体験に基づいてます。 でも、最近は若手の日本人アーティスト&アート関係者にとてもしっかりしている人々が増えてきてると感じます。 日本のアート業界も少しずつ良くなるでしょう。楽しみです。
  • ダメダメなアートディーラーの見分け方 PartⅡ 2011-02-28 またまたこちらのサイトより http://www.artbusiness.com/artists.html チェックポイントリスト ※こんなにあるのか!?と思うけど実際よくある事なのです… · 自分たちの凄さについて何度も説明しようとするギャラリー · 自分たちがアーティストのためにすごく働いているかのような言い方をする · 作品の作り方など細かい部分にまで口出ししてきて、アーティストに決定権を与えない · アーティストが自分で今までに築いたコネクションにまで口を挟もうとする · 独裁的に何にでも決定権を持ちたがる。こういうギャラリーは他のアーティスト、ディーラー、コレクターにも同じ態度をとる傾向にある。 · こなせる以上の案件を抱えてしまっていて忙しすぎて話をする時間がない · 作品の発送方法や保険、売り上げの支払い時期や方法、作品の売れ行き、売れなかった作品の在り処、などについてあいまいな返事しか返ってこない · 決められた期日までに代金を支払わない(今までにそのギャラリーで展示をしたアーティストに聞いてみると良い) · アーティストが尋ねるまで作品が売れたことを知らせない · 作品を返して欲しいと言われたときに(自分のものにしてしまったり勝手に売ったりしたのに)もう返したと言い張る · 勝手に作品の値段を上げて儲け分を自分のものにしてしまう · 勝手に作品の値引きをしておいて、売り上げの分配に関する明確な説明がない · 悪いディーラーが経済危機に陥ると作品は売り続けて、アーティストへの支払いはストップします。そうなったら直ぐに金額といつまでに払うつもりか一筆書いてもらっておき、ホントに支払いが怪しくなってきたら関係を絶ちましょう。 · ギャラリーの中には既に関わっていないアーティストの名前もウェブサイトに載せていたりするので、本当に今も関わりがあるのか前もって確認しましょう。 · たとえ正当な理由があってアーティストがギャラリーを去っていったとしても、ダメなディーラーはそれらのアーティストの悪口を言ったりする。きちんとアーティストサイドの話も聞いてから判断しましょう。 · 作品に対する扱いがちゃんとしているか(梱包・発送など)チェックしましょう · 作品の扱いが雑で、輸送途中で破損したりしても絶対保険からの補償を申し出たりしない · 調子のいい話をして独占販売契約にサインをさせようとするが、その前に3ヶ月とか6ヶ月の短期で限定的な契約を結んで様子を見てみよう。 · 出来もしない約束をし、作品の値段を2-3倍に上げて、作品は一つも売れずに返品され、結果的にあなたには無駄に値段の上がった在庫と悪い評判が残ることになる · 前に訴訟沙汰になったことがあるディーラー、もしくはすぐに法律的条件を持ち出して都合のいいように事を進めようとするディーラー · なんの経験もないくせに自分たちがさも重要であるかのように振舞い、間違いなく作品が売れると言い張る · 変わった行いやアーティストに大変な思いをさせると言う噂のあるディーラー-初めにどんなに丁寧な扱いを受けたとしても自分だけは例外だなどと思わないこと · どの作品を、どの位の大きさで、何個作れなどと細かい指示を出してくる-良いギャラリーはどんな作品が売れやすいなどのアドバイスはするが、アーティストが作る作品に対して細かい指示を出すことはない · その作品が売れることによって利益が出ると決まっていても、作品の制作費をケチる · 販売数、支払い、在庫などビジネス的な事は全部任せてもらって良いからと言う-ごまかされる可能性があるのでしっかりチェックしておきましょう · 作品の販売価格や値引き額、売り上げ金額を分けるパーセンテージ、支払期日について細かく書いた書類を用意したがらない · アーティストやスタッフにセクハラしようとする 常に注意深く油断しないで、自分の直感を信じ、周りに振り回されないようにしましょう。 ※日本ではなぜかアートとお金を結びつけて考えるのがまだまだタブーみたいですが、美術作品だってあくまで商品の一種ですからきちんと契約書を交わして損をしないようにしたいものです…とはいってもたまには失敗もあるので、実際大変な目に会って少しづつ学んでいくのものかも知れませんが…
  • ダメダメなアートディーラーの見分け方 PartⅠ 2011-02-27 またまたこちらの記事より要約 http://www.artbusiness.com/artists.html ほとんどのギャラリーやアートディーラーはきちんとしていて信頼に値するのですが、やはり中にはダメなのも混じってます。今回はその見分け方を説明します。 不思議なことに彼らはアーティストを騙して評判に傷がつけば結果的に自分たちも生きていけないということに気付いていないようです。アートディーラーはアーティストとアートなしには生きていけないはずなのですが… 1、相手があなたのことをプロとして尊敬を込めて扱ってくれない場合 いかに自分のギャラリーが力があるかということを切々と説くことによってあなたがまるで重要な存在ではないかのような感じを抱かせるとき 2、契約書にサインさせようとしてやたらと好条件を出してくるギャラリー 歴史の浅いギャラリーにしては、ありえない好条件の個展、アートフェアへの出展、作品を高値で販売、などをオファーしてくる場合。新しい話題のアートエリアに出来た新しいギャラリーは今はうまく行っていても将来のビジョンを持ってなかったりするので要注意。 3、細かい仕事内容について説明を嫌がるようなギャラリー どのようにプロモーションして作品を売っていくつもりか、売り上げの支払いについてなどについて詳しい説明をしないで、すべてギャラリー側の思い通りにしようという意図が見える場合。中にはアーティストは頭が悪くてビジネスに関する話は理解できないと思い込んでる人もいるので要注意。 4、作品をやたらと高い値段で売ろうとするギャラリー 急に値段が上がった作品は最初のうちはコレクターが物珍しさから買うが、結局興味が長続きしないのでまた下落する可能性が高い。アーティストの実績に見合わない値段をつけるギャラリーは結局一時的にお金を儲けたいだけでその後の責任は取る気はない。 5、経営難により支払いが遅れ始めるギャラリー 例えば、次の入金が入ったら支払うからとかいい訳を言って支払いを遅らせるギャラリーからは少しずつ逃げる準備をしておきましょう 引き続きパートⅡに続く…