Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • 写真展「岡本太郎の視線」 2006-02-17 東京都写真美術館にて  岡本太郎というとすごく情熱的でがんがん行くタイプの人のようなイメージだけど、実はものすごくシャイでカメラを初対面の人に向けるなんてとても出来ない人だったそうだ。なので独自に開発した潜水艦の潜望鏡のようなタイプのレンズをわざわざ作って愛用していたらしい。  技術的には写真を撮るのも決してうまいわけではなく、露出を間違えたりフイルム交換する時に失敗してダメにしちゃったり色々失敗も多かったようだ。出来上がった写真は一見淡々としているように見えてひそかな執着が込められているように感じる。  コンタクトプリントを大きく引き伸ばしたものも展示してあったのだが、確かに失敗してるコマも多かった。しかし、失敗ショットも含めたフィルム全体に岡本太郎風味が満載だった。私は写真を撮るのがものすごく下手なのだが(不器用なのでカメラの操作が苦手、しかも乱視でピントが合ってるかよく分からない)そんな細かいことは関係ないのだ!と言われている様で勇気付けられた。
  • 無視したいけど出来ないこと(美大バッシング?) 2006-02-05  RSSリーダーでブログを色々拾い読みしていたらどこかの知らない現代美術作家(ほんとに?)の人が 1、何故アートで飯を食おうとしている人が美大に行くのか分からない。 2、美大なんか学費が高いくせに行っても殆ど役に立たない。 3、公募団体に入る為なら美大に行かねばならないが、コンテンポラリー系の人は行く必要はない 4、美大や予備校が金欲しさに嘘をついてるからか? 5、現代美術は力、資本をうまく繋げる事がポイントで 6、そのことを考えると東大早稲田慶応に行くのが一番有利 とか書いてたんですけど  何という偏った見方!アーティストってもっとシンプルなものよ?  確かに現代美術作家にはプレゼン能力やプロデュース力とかも必要だけど、良いものを作らなきゃ売れないというのはどこの業界でも同じ事。アーティストの第一条件は良い作品を作り続けること!力とか資本やらはその結果として後から付いてくるもの。  私の場合子供の時から家族でどっか行くというと美術館ばかりだったので気付いたら美大に入ってたって感じだけど、そこで学んだことが現在の作品の技法やマテリアルに反映されているので大いに役に立ったと言えよう。とにかく技法に関しては工芸的造形的グラフィック的とにかくたくさんかじってますからね。デザイン課だからちゃんとプレゼン方法とかも学べたしね。  現代美術だとコンセプト重視でテクニックがおろそかにされがちで、もっともらしい理屈こねくり回してる屁理屈野郎が最近やたら多いんだけど  アーティストは手を動かしてなんぼだ!ってことを忘れんな!  豆腐屋がうまい豆腐作らないでどうする?ってのと同じことよ。  あとねえみんな美大入るために予備校で毎日何時間も絵ばっかり描いてるんだけどその経験も決して無駄にはなってないね。私の物に対する観察力は膨大な時間のデッサンによって培われたんだもの。
  • SASE 2006-01-29 SASEとは?   Self Addressed Stamped Envelope の略で自分の住所を書いて切手を貼った返信用封筒のこと。海外のコンペ情報を見ているとSASE同封のことってよく書いてある。  しかし、外国の切手日本で買えるの?と思い調べてみたところ。国際返信切手券という便利なものがあるらしい。知らなかったー!これで海外のコンペにも応募できるよん。 ↓以下、フリー百科事典ウィキペディアより 国際返信切手券(こくさいへんしんきってけん)とは、国外に郵便を送る場合、返信用の郵便料金分として先方に送る券。“International Reply Coupon”の頭文字から「IRC」とも呼ぶ。 万国郵便連合の協定で、一枚で船便送付の封書一通分の切手と引き換えが出来る(注:宛先国が加盟国でないと送っても役に立たない)。郵便で、先方に返信を依頼する場合、国内であれば国内で販売されている通常の切手で可能であるが、国外では国内で販売されている切手が使えない(発信国への返信ができない)ため、切手の代わりにこの券を同封する。 日本では、郵便局で1枚150円で販売されているが、現在の書簡往復は航空便が普通である為(船便では時間がかかり過ぎる)、重量の多い返信を依頼する場合、複数枚入れることになる。日本国内で国際返信切手券を交換すると、130円分の切手と引き替えることができる。これは定形郵便物の25gまでなら航空便で世界中どこへでも送れる値段である。
  • ヴィヴィアン・ウェストウッド 2006-01-20  先週の話だけど森美術館の「ヴィヴィアン・ウェストウッド展」に行く。最終日なので人がいっぱいチケット買うのも入るのも10分くらいずつ並ぶ。  彼女の今までの経歴・功績やら彼女が生み出したファッションに対する講評などは既に色んな人が書き散らしてるだろうから省略。単純に一ファンの私としては服がいっぱい見られてうれしい!っていうのと、年代ごとにヴィヴィアンファッションの変遷を見ることにより「伝統をもって未来を作る」という彼女のあり方を改めて理解。  展示見ていくと周期的に「あれ?これ結構普通じゃん」ていうのが混じってて、なんか人が時々素に戻る瞬間みたいな「ああやりすぎちゃったよちょっと反省…」って気配を感じてちょっと笑った。  アヴァンギャルドの代名詞なヴィヴィアンですが、彼女の服は技術的な面でもきちんと立体的に裁断してあって、着た人が美しくスタイルが良く見えるような仕立てになっているという点も長年にわたり多くのファンの支持を仰いでいる点でありましょう。  あと、わりと年配の人に似合う、いやむしろあの服は年配の人々にこそ着てもらいたい! わたくし今はまだレッドレーベルしか買えないがもちょっと歳取ったらゴールドのほうを着たいものです! ヴィヴィアン・ウェストウッドHP  会場でヴィヴィアンの作品集8,400円で売ってたんだけどあれは別にこの展示のための作ったわけでもなさそうだし。同じ感じの作品集アマゾンでは6,000円弱で売ってるし。なんか意図不明で謎!
  • このファシスト! 2006-01-14 最近見た映画の中の一場面より -エヴァとシュテファンと素敵な家族- シュテファン 「その靴女物だろ?」 子供1 「ちがうよスポーツ靴だよ!」 シュテファン 「ちがうよ女物だよ」 子供1 「ファシスト!!」 -北京バイオリン- ヴァイオリンの先生 「どうして猫を檻に入れたんだ?!(お前は)ファシストか?」 ファシストって!すごい罵り言葉だと思った 言われたらかなりへこむと思われる… あと「アンジェラの灰」も見ました。 ロバート・カーライルが飲んだくれ亭主をいつものように?熱演?してました。 この映画はアイルランドのダブリンが舞台でもう天気悪くてじめじめじとじと!なんだけど。 アイルランドといえば文学界の奇才ジェームス・ジョイスとオスカー・ワイルドを生んだ国ですからねー。是非是非行ってみたい! ギネスビール大好物だし 3本ともかなりお気に入りの映画になりました