Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • 下流だとか上流だとか 2006-01-09  昨今のあの雑誌の特集やら本やらでやたら見かける「下流意識、日本で広がる階級格差」って一体何!?ちょっと前の「勝ち組負け組」思想といいホント何くだらないことまた言ってんの?もー本当にうんざり!私亡命する!とか思ってるんですけど。  こんな記事が書かれる前は下流とか上流とか言う考え方は全然一般的じゃなかったのに、読んだ人々の中には「日本も階級社会になっちゃうの?どうしよう」って思っちゃってる人も結構いるのが恐ろしいわ。  勝ち組負け組みとか言ってもさー、本来日本には美しく負ける美学ってもんがあるんだから、はなから別に勝たなくってもいいもんって思ってる人々だって当然のようにいる訳だし。  別に私がそんなに怒る必要があるほどの話でもないんだけどね。ちょっといやよね。  あと最近「あなたが生まれてきた理由」とかいう本の看板見かけるけど、書いた本人には悪いけどああいう類の本って(ちょっぴりきもちわるい)。別に生まれてくるのに理由なんかなくったっていいじゃん。もう生まれちゃってからそんなの考えたって遅いわ。「あんたが生まれてきたのにたいした理由なんてないんだから好きな事やって勝手に生きて勝手に死ねば?」って言われた方が私的にはずっとほっとするわ。
  • 今年の抱負? 2006-01-02 ちょっとまだ年が明けた感がなくって良く分かんないんですけど ↓今年の抱負(美術部門) 1、作品を60個くらい作れたらいいな…(ひと月に5個の計算ね、小さいのをメインに) 2、6回くらい展示したいな…(もう2回決まってるから楽勝でしょう、プラス上海で1回、北京で1回を目標) 3、アートを日常生活へ!の活動http://www.artput.net/をお手伝いなので頑張らないと(この企画がうまく行かなかったら日本の現代美術はおしまいだ!と思う。責任重大なのだ) とりあえずこの3つ ↓今年の抱負(美術じゃない部門) 1、たくさん食べてたくさん寝る 2、やたらと旅行に行く 3、馬に乗る 4、猫をかわいがる 5、中国語マスター 6、もっと美容にも関心を! こんな感じ とりあえず、ことしも良いお年を!
  • 中国の美術館にちょっと言いたい 2005-12-26 写真は中国美術館(北京) 改装したてっぽい立派な建物の美術館。広さも手頃でちょうどいい。  でもねえ中国の美術館ってけっこう英語表記がないことが多いのです。人の名前が読めないんです。漢字の名前の人はいいんだけど欧米人の名前は英語でも書いておいて欲しい!ここで見たのはアンディ・ウォーホルとシンディ・シャーマンしか名前が分からなかったし。美術館って旅行者とかもたくさん来るので改善求む。
  • 林天苗 Lin Tianmiao 2005-12-25  先月上海の外灘三号(Three On The Bund)の Shanghai Gallery Of Art で見た展示より。  これパッと見普通の絵に見えるかもしれませんが、うっすらと浮かんでる風景=絵、その上のなんかもしゃもしゃとした模様みたいなもの=糸をひたすらキャンバスに縫い付けている!(写真左部分参照)しかも作品は144×285cmとけっこうな大きさ。すごい作業量。  この作品みてると「やっぱりアーティストは手を動かしてなんぼでしょ?」って言われてる気がした。  ひたすら同じ事の繰り返しによってできてる作品を私勝手に「反復系(リピート系)アート」と命名してるのですが、こういうしつこい性格の人が作ってそうな作品が大好きです。私の作品もまぎれもなく反復系アートの一つですし、私もひそかにしつこい性格だしね。いつか反復系アートばかりを集めた超くどい展示とかプロデュースしてみたい…  
  • 郭鳳怡 グォフォンイー 2005-12-23  横浜トリエンナーレでの郭鳳怡(グォフォンイー)さんの作品。写真では分からないかもしれませんがこの絵はふつうのボールペンくらいの細さのペンによる無数の線によって描かれています。しかもけっこう長ーい紙に描かれていてそれはそれは気の遠くなる作業なのです。  郭鳳怡さんのことをはじめて知ったのはたしか3年位前の日本のテレビで、今まで美術をやったことのないおばさん(失礼)が突然絵を描き始めアーティストに変身という話をやっていたと思う。  先月北京の798芸術区を訪れたところ郭鳳怡さんの個展をやっていてたくさんの長ーい紙におびただしい数の線の作品を生で見て衝撃を受けたというかすごいパワフル!と思ったわけです。しかも、横浜トリエンナーレのキャプションには郭鳳怡には超能力があり(ほんとか?)風水的意味合いを持った絵であるとか書いてあって更にびっくり。個人的には要注意!な人物なのです。  こういうアウトサイダーアートにはしばしば素晴らしいものがあるので興味深い分野です。 アウトサイダーアートの定義とは↓ (1)背景:過去に芸術家としての訓練を受けていないこと。 (2)創作動機:芸術家としての名声を得ることでなく、あくまでも自発的であること。 (他者への公開を目的としなければ、さらに望ましい)  (3)創作手法:創作の過程で、過去や現在における芸術のモードに影響を受けていないこと。 だそうです。参考ページhttp://outsiderart.ld.infoseek.co.jp/