Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • 寧波博物館 Ningbo Museum No.2 2013-08-22 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura寧波博物館は中もかなり広くて充実しています。 3階では昔の家並みや風習を再現した展示、2階では原始時代からアヘン戦争までの文化や歴史が順番に展示されています。1階では企画展が行われていていつも変わるようですが、今回は仏像展(観音展)をやっていました。 明代のあたりで電池切れになったのでそこから写真がありませんが、予想していたより展示のボリュームがあります。寧派の港は昔から日本と交易があり、遣唐使が着いたり、鑑真などの僧が日本へ出発した場所でもあるので展示にも日本についての記述がたびたび出てきます。 寧波の郊外にあるし見るのに時間がかかるので、1日がかりで遠足気分で見に行くのが向いています。中国では国立の博物館や美術館は特別展を除いてすべて無料です。 Inside Ningbo Museum is also quite large. In third floor, they exhibit old houses and traditional events in this area. In second floor, they exhibit culture and history from primitive times to the end of Opium War. It seems they always change exhibition in first floor. Now they are showing Buddha statue exhibition. The volume of the ...
  • 寧波博物館 Ningbo Museum No.1 2013-08-22 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura寧波博物館は寧波の郊外鄞州区の中心にあり、建物がかっこよいというのと博物館大好きなので一度見てみたいと思い行ってみました。 建物は王澍(Wang Shu)という建築家が設計したもので、壁や屋根に古い家で使われていたれんがや瓦を使っており、中国江南地方の伝統的な特色を活かしたデザイン。窓がかなりランダムに配置され、結構大胆かつモダンな構成になっています。 特に、3階部分のカフェ・レクチャールーム・各展示室が大きなバルコニーによって繋がれ、さらにそのバルコニーから2階へ伸びる大きな階段の空間など、どこから見ても絵になる空間になっています。 場所を問わず、古民家では屋根や壁から勝手に草が生えていて可愛らしい光景になっている事がありますが、この博物館でも屋根や壁からもう草が生えており建物に更なる味つけをしています。こうなる事は最初から狙っていたのでしょうが、日本の建築家・藤森照信氏の建てた「タンポポハウス」「にらハウス」(屋根にタンポポとニラが植えてある)をちょっと思い出しました。 王澍(Wang Shu)氏は杭州の中国美術学院の教授であり同学院の象山地区校舎も設計していて、そちらも面白そうなので見に行ってみたいです。 I’ve been to Ningbo museum in Yinzhou district which is in the suburb in Ningbo, Zhejiang province. Because I wanted to see the building and I love visiting museum. The building was designed by a Chinese architect Wang Shu. The tiles and bricks from old houses are used for the roof and wall, so ...
  • 寧波月湖の景色 Ningbo around Moon Lake 2013-08-22 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura寧波の中心にある月湖のまわりです。 寧波も開発が進んでいますがこのあたりはまだまだ古い家も多く静か。 Moon Lake is in center of Ningbo city. Many buildings are in under construction in Ningbo, too. But around this area is still quiet and old buildings are still remain.
  • 中国で作品を展示するときに気をつけたいこと 2013-02-23 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura中国といえどもアート業界に関して言えば考え方もオープンなのでそれほど神経質になる必要は無いのですが、やはり中国なので気にした方が良い点がいくつかあります。なんとなく想像は付くと思うのですが、政治的な表現や日中関係の歴史に触れるような内容は避けたほうが良いです。私の作品も特に政治的な意味は含んでいないのですが、美術館で展示するときにタイトル「Silent Invader」がちょっと過激だということで展示のタイトルを変えたことがあります。 ギャラリーで展示する分には見に来る人もアート好きなので多少過激なコンセプトでも大丈夫なのですが、他のパブリックスペースで展示するときには色んな年齢の色んな考え方の人に見られるわけですから、内容によっては必ずしも好意的に見られるわけではないということを考慮しておく必要があります。とはいえ、ちょっと批判されたくらいでいちいちへこんでいてはやっていけませんからあまり気にする必要もないのですが、一応内容によっては批判されることもあるかもしれないということです。 特に大事だと思うのが、作品の内容をよく理解してもらうためと作品のコンセプトに対して余計な誤解を招かないためにも、作品のコンセプトを現地の言葉に翻訳したものをきちんと展示するべきです。上海の場合、中国語と英語の両方がいるのでちょっと面倒ですし、展示の準備で忙しかったりしてつい手抜きになってしまうのですが、一番大切なところだと思います。村上隆氏も日本人のアーティストは作品のプレゼンのための翻訳を軽視しすぎだと言っていましたが、その通りだと思います。言葉の通じない異国の地で展示する場合、現地の言葉で書かれた作品の説明文があればより作品を理解してもらえるわけですから、ちょっと翻訳代をかけてでも準備するべきだと思います。
  • 高飛車なアーティストはなぜ生まれるのか?という疑問 2012-10-31 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura仕事柄ごくまれにとてもありえない態度の日本人アーティスト(ていうかアーティスト気取り?)に遭遇することがあって、最近もそういう事があってびっくりしました。さらにびっくりしたのは日本にはそんな若手アーティストは珍しくないって聞いてこれは由々しき事態!と思った次第です。あ、でも私が今まで遭遇したのは全然売れてない人ばかりだから、ちゃんとプロとしてやってる人たちはみんなちゃんとしてますけど。 勘違いアーティストにありがちなのが、「私ってすごい!私って特別!だから私と仕事したかったらこれくらいの条件は当然要求しますよ!」みたいな態度の人ですが、あれは一体何をどうしたらあんなに勘違い出来るんでしょうか?世界的に見ればあなたと同じレベル、いいえそれ以上の作品を作れるアーティストなど何千人、下手したら何万人もいます。展示したら作品がガンガン売れちゃう売れっ子アーティストならともかく、あなたの作品を飾るだけでどれだけのコストをギャラリーが負担しなければいけないのか想像したことがあるのですか?と言いたいです。 とはいえ、若いうちに作品がうっかり売れ始めちゃって高飛車になっちゃう人の気持も分かります。ですが、アート業界も次から次へと新しい人が誕生するし、大衆心理など移ろいやすいものですから、今売れてるからといって明日も必ず売れ続けるという保証はありません。いい気になって高飛車な態度をとっていると作品がちょっと売れなくなった時点で、待ってましたとばかりにエージェントから切られるでしょう。もし同じレベルのアーティストが2人いたら人柄の良い方が選ばれますから。 さらに今回なぜアーティストが調子に乗りやすいかを考えた所、なぜ日本ではアーティストが「先生」と呼ばれているのか、にも関係があるという結論に至りました。日本ではまだアーティストが単なる職業の一つだとは認識されておらず、なんかちょっと意味分かんない怪しい人と思われがちです。(というか私はそう感じています。)結果、臭いものには蓋をしろ的な発想で、もう芸術家なんてよく分かんないし「先生、先生」とか呼んで適当におだててごまかしておけ!みたいなノリもあると思います。そうじゃなくてもアートってなんか意味分かんないけどすごい!みたいな扱い受けることもありますよね。そんな感じで若いアーティストの中には勘違いしちゃう人も中にはいるのでしょうね。 かくいう私もアーティストなりたての頃順調だったので、あのままうまく行ってたら今頃すごく高飛車な人だったかもしれない!と思うと背筋が凍る思いです。むしろまだ若いうちに不景気を味わっておいて良かったわ!と思います。ちなみに、なぜか私も「先生」と呼ばれてしまう時がありますが、あれは本気で嫌なのでやめて欲しいです。今度から「先生」と呼ばれたら断固無視します! ※ちなみに高飛車の由来は将棋の飛車から来ているそうです