Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • 作品の写真 「テーマタイムアートショー -エピソード1 ミュージック-」 2015-02-11 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimuraグループ展 「テーマタイムアートショー -エピソード1 ミュージック-」“Theme Time Art Show -episode1 MUSIC-“ に作品2点出展してます。 このイベントは若手キュレーター花井サニーさんのキュレーションによるもので、7人のアーティストが今回のテーマ「MUSIC」に沿った作品を出展しています。 テーマタイムアートショーとはボブ・ディランのラジオ番組「テーマタイムアートショー」に着想を得て始まったイベントで、毎回違ったテーマでアーティスト達が作品を出展するというものです。 グループ展「Theme Time Art Show -episode1 MUSIC-」 2015年2月10日(火)-2月15日(日) 12:00-20:00(最終日は18:00まで) Gallery and cafe fu 横浜市中区石川町1-31-9 さらなる展示風景写真がこちらにあります。https://www.facebook.com/media/set/?set=a.907434749277463.1073741829.431461986874744
  • グループ展 「テーマタイムアートショー -エピソード1 ミュージック-」に出展します 2015-02-02 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura横浜で行われるグループ展 「テーマタイムアートショー -エピソード1 ミュージック- (Theme Time Art Show -Episode 1 MUSIC-)」に新作2点出展します。 7人のアーティストが「音楽」をテーマにした作品を展示します。 私はまだ作品制作途中ですが、タイトルは既に決まっています。1個目は「桜の下のモーツァルト “Mozart in Cherry Blossom”」でもう1個は「ある晴れた冬の日のトム・ウェイツ “Tom Waits in Sunny Winter”」です。 横浜近辺にお住まいの方、展示期間中に横浜に来る用事のある方、どしどしお越し下さい! 私は10日と12日は在廊しています。 グループ展「Theme Time Art Show -episode1 MUSIC-」 2015年2月10日(火)-2月15日(日) 12:00-20:00(最終日は18:00まで) Gallery and cafe fu 横浜市中区石川町1-31-9
  • 異国の地での表現の自由について 2015-01-24 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura今表現の自由とはなにか?どこまで許されるのか?というのが色々議論されていて、そう言えば私も中国で展示の時に作品のタイトルを変えたことがあったなあと思い出しました。 それは、2010年に蘇州の本色美術館でアーティスト・イン・レジデンスで半年間滞在してた時のことでした。滞在の最後に滞在の成果発表のための展示をしたのですが、ちょうどその頃日中関係が悪かったので(何が原因で悪かったのかはちょっと忘れました…)私の作品のタイトル「サイレント・インベーダー」はまずいから変えたほうが良いかもねーと美術館のスタッフと相談し、個展のタイトルそのものを「蘇州色彩 -Suzou Colors-」と変更しました。そして、作品も全部 Suzou Colors シリーズの中の作品ということにして展示したのです。 サイレント・インベーダーの何が問題かって言うと、インベーダーという言葉はインベーダーゲームのイメージで異星人とかじわじわ忍び寄ってくるものというニュアンスがあると思いますが、中国語に訳す時にうまい言葉がなく、漢字で「寡黙的侵略者」や「沈黙的侵入者」などという訳になってしまい、この日中関係が揉めてる時に日本人が「侵略」とか「侵入」とか付いてる作品を展示しちゃまずいだろうということです。 中国でもギャラリーでは結構過激な作品や政治批判的な作品も展示してたりするので、普段はそれほど気にする必要もなかったので名前も変えずに展示してましたが、美術館はギャラリーよりもパブリックな場だし、私立の美術館であっても地元政府との関係もありますからそれらの点を配慮しての判断でした。 タイトルを変えたとしても作品の形態そのものに変わりはないのだし、作品を見て人々が抱く印象がタイトルの違いによって左右されることはないだろうと私は思うので、変えても全然問題無いと思ったのです。しかし、作品のタイトルを変えるなんて絶対やだ!と思うタイプのアーティストにとっては耐えられないことなのかもしれません。 元々、中国に住んでた時は「一外国人として中国に住ませてもらっているのだから、その国の文化・考え方を尊重するべきである」というのが私の考えで、表現に不自由な部分があり得るのは承知の上で中国で作品発表をしているのだから外国人である私がどうこう言うべきではないし、嫌なら他の国へ行けば良いだけだと思っていました。 しかし、もし同じことが日本で起きたらどうだろうか?と考えてみると、なんで日本人が日本で作品発表するのにそんな制限をされなきゃいけないのか?と思うでしょうし、断固拒否すると思います。 とはいえ、私の作品は特に猥褻でもなければ政治的に危険でもないので、日本でそういう事が起きる可能性は低いと思います。逆に言うと、私の作品に対してもしそういう事が起きたら日本の表現の自由は終わりつつあるな…と思ってまたどこかへ引っ越すことになるでしょう…
  • マーク•ロスコと私 2015-01-12 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura前に私の作品を見た人から「マーク•ロスコっぽい」と言われた事が2回あったのですが、色数のやたら多い私の作品とミニマルなマーク•ロスコ氏の作品の何処に共通点があるのかさっぱり分からず「????」となったのです。 しかし、現代アートの巨匠という美術出版社から出ている本の中の、マーク•ロスコ氏の言葉を読んでなんとなく分かりました。 「絵を描くことが自己表現に関わると考えたことは、これまでに一度もありません。絵とは、自分以外のひとに向けた世界に関わるコミュニケーションにほかなりません。」 とか 「アーティストのなかには、懺悔でもするように、何もかも語りたがるひとがいます。わたしは職人ですから、話はあまりしたくありません。」 など の言葉から、なんとなく作品から自我が排除されている所が似ているのかもしれない、と思いました。 しかし、マーク•ロスコっぽいと言った人たちは、私の作品だけを見てすぐに、作品のコンセプトとか説明は一切読んでない状態で言ってたので、作品だけ見て一瞬でそこまで分かっちゃったという事で、恐ろしい洞察力の持ち主だと思います。 こんな感じで作品について言われた事の意味がすぐには分からなくて、何年も経ってからやっと分かることが時々あります。 美術愛好家の人々の中には大量の作品を見たことにより凄い観察力や知識を持っていて、びっくりする感想を言われる事も多々あり、作品について自分でも気付いてなかったことを気付かされる事もあります。    
  • 版画は「半画」なのか? 2015-01-04 Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ  Hidemi Shimura先月ある現代美術のトークショーに行ったら、最後の質問タイムで若い版画家の女の子が、「ある人に版画は半画と言われるように芸術作品としては中途半端なのでやめたほうが良いと言われて、画家に転向しようか悩んでますがどう思いますか?」みたいな内容の質問があってすごく驚きました。 まず、版画は立派は芸術作品の1ジャンルであり、素晴らしい作品も沢山ありますから、決して半端な存在では無いですし、私も版画は大好きです。 確かに版画は一点物のオリジナル作品に比べてエディション数が多く希少価値は下がるのかも知れませんが、敢えてプリント数を少なくする事でオリジナル作品として制作する事も可能です。(棟方志功氏は摺った後の版に切り込みを入れてしまう事によって版を再利用出来なくしていました。) 何よりも「版画は半画」とか言っちゃう無神経さと、それを若い芸術家が聞いたらどう感じるかへの思いやりの無さに腹が立ちました。 幸い今回質問した女の子は、トークショーのコメンテイターさん達から「版画が好きなら版画を作り続ければいい、だけど、続けるのなら誰にも負けないくらい版画を突き詰めて行った方が良い。」というアドバイスを得て励まされたようなので良かったです。 若いうちは誰でも素直で純粋なので人の意見を信じてしまうものだろうと思うけど、作品を何年も発表していると、的はずれなアドバイスとか批評とか言ってくる人なんて山ほど会いますから、その度に一々間に受けて悩んでたら身が持ちません。 だから芸術家としてやって行きたかったら、自分の作品に対する揺るぎない自信、根拠のない自信が必須です。 と、いう訳で、私の年賀状は木版画にしてみましたが、やはり難しかったです。 版画には高度なテクニックが必要で、絶対に「半画」などではありません!