Hidemi Shimura

Art Random -art memo- 現代美術作家シムラヒデミのブログ

  • プチな投資を考える -no1- 2005-09-20  美術館で売っているカタログ、最終日間近に行くと売り切れていることがよくあり、しかも何年か後にプレミアがついて値が上がることが時々ある。  1997年にセゾン美術館で行われた「デ・ステイル展」のカタログは今は6,300円、もともといくらだったか忘れたがおそらく4,000円前後だと思う。  というわけで欲しいと思った美術展のカタログは財布が許す限り買っておきましょう!  このように、自分が好きだから買ったのに数年後値が上がってうれしい、みたいなの(スターウォーズグッズとかLEGOとかPETSとか)世の中にはたくさんあり。かくいう私もLEGO育ちで本当にお金に困ったら全部売ってしまえ!と思っている(辛いけど…)。  ホントは現代美術作品というのもそういうものなんだけど。この作品気に入っちゃったし作者にも好感が持てるしと思って購入、作品の値が上がったら自分の目利きがあっていたということで。現代美術の面白さの一つは作者の成長に伴う作品価格の上昇をリアルタイムで実感できることにあり。既に欧米などでは現代美術は投資の対象の一分野として認識されている。  しかし、実際のところ現代美術作品なんてどこで見たらいいか、どうして買ったら良いか分からないという人がほとんどでしょう。   というわけで次は日本現代美術界の流通機構について考えてみよう!  明日へ続く…
  • 変な不動産屋 2005-09-19 家を探して不動産屋行ってはみたものの「こういうのじゃなくってなんかもっとこう違う家に住みたいの!」と思ってる人はこちら→ 東京R不動産 レトロからモダンまでおもしろ物件取り揃えてあります。 時々新物件をチェックするのが楽しみ。
  • テンポラリーイミグレーション展@ワタリウム 2005-09-18 男二人女一人のスイス芸術家トリオによるプロジェクト。 まずテンポラリーイミグレーション(一時的移民)っていうタイトルが好奇心をそそる。実際見てみて期待通りの結果。  この三人は通りすがりの移住者です。  異邦への無知と好奇心とを携えて訪れ、文化へのより深い理解と、かけがえのない印象とを手にして、「住み慣れた」日本をあとにするつもりです。お返しにスイス文化やヨーロッパ文化に加えて、これらが三人の五感を彩るすがたも、出来れば紹介してみたいと考えています。(紹介文より) シルビア・ベッヒュリ(Silvia Bachli)   彼女は一日中ドローイングを何十枚も描いて夕方になるとそのほとんどを捨ててしまうという生活をしている。今回もドローイング作品沢山と日本のあちこちで撮影した写真を展示。沢山描いては気に入ったものだけ取っておくという制作スタイルのせいか洗練された作品構成。 ラーズ・ミュラー(Lars Muller)  ブックデザイナー。私はこの人のことは知らなかったが、この人が手掛けた本を見てあーこれもこの人がやってたのかというものが多かった。家を建築するのと同じ感覚でブックデザインに取り組んでいるそうだ。各本の制作過程に関わるものがアーカイブとして展示されていてミュラー氏の脳内を覗き見ることが出来る。 ベアート・ゾデラー(Beat Zoderer)  私はこの人の作品がお気に入り。  そのへんで売っているような既存のものを材料に作品を作っている。会場で流れていた作品の解説と制作風景のビデオが興味深い。作品のコンセプトについて饒舌に語っていたが、果たして私はこの人と同じくらい上手く自分の作品のことを語ることができるだろうか?シールをぺたぺた貼った平面作品があり「遠くから見るとペインティングに見えるが、近くに来るとシールであることがばれてしまう。そのがっかりする過程が大事」なのだそうだ  しかし、作品解説のビデオは作品を見終わってから見たかったな。入り口で作品解説ビデオを流してはいけない… 私的にはこの展示は★★★★★の内容。会期中は同じチケットで何回でも入場できるので今度はじっくり見に行こう。職場のすぐ近くだから。
  • こえだちゃんと木のおうち (復刻版発売中) 2005-09-15 なつかしのおもちゃ「こえだちゃんと木のおうち(復刻版)」発売中! ユザワヤ(またユザワヤ)おもちゃコーナーにて発見。 このシリーズ他には「こえだちゃんと虹のがっこう」「もこもこちゃんと雲のケーキ屋さん」「こえだちゃんの南のしま」などがあったのを覚えてます。とくに「こえだちゃんの南のしま」はプールに水がほんとに入れられて、ハンドルを回すと雲のシャワーから水が出るという素晴らしい仕上がりでした。 早く買わないと売り切れるかも? あとこんな本発見 ピーターネルソン 「ツリーハウスをつくる」 アメリカではツリーハウスがポピュラーなのは知っていたけどツリーハウス建築家という職業まであるのですか? そしてこの本を訳した日本ツリーハウス協会はこちら ツリーハウスなんだか流行りそうな予感… ツリーハウス私も作りたいな、作っちゃおうかしら 追加補足:2013年9月 こえだちゃんと木のおうちの記事がとても人気なので調べてみましたが、現在復刻版の木のおうちは販売していません。 今でもこえだちゃんと木のおうちシリーズは売ってるのですが、こえだちゃんの顔が現代風になってます。
  • 月と6ペンス 2005-09-14 今年の夏はずーっと風邪を治ったりひいたり治ったりひいたり していたのですが、寝込んでいたときにサマセット・モームの 月と六ペンスを読んでみた。 ある意味病気のアーティストが読むのにはぴったりの本。  このお話がゴーギャンをモデルに書かれているのは有名な話だけど この小説の内容はもっと壮絶で、最期なんて病気で目が見えなく なってるのにもかかわらず死ぬまで絵を描いちゃってるし。 風邪ごときで寝込んでいたらひょっとしてアーティスト失格かしら? とか考えたりした。  実際ゴーギャンは(たしか)株式仲買人だったのに何者かに とりつかれたかのように突発的に画家になっちゃったのね。 だから、自分はアーティストなんて大変そうなもんには絶対に なるはずがない!って思ってる人でも絶対安全とは言えません… ある日突然魔が差しちゃうのね。 これとちょっと似た話でカート・ヴォネカットの青ひげも感動的な最後です。